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【ランダムフォーカス】負けん気の強さ〜永藤歩選手

3月6日から9日まで、東京都内でU-19日本代表候補のトレーニングキャンプが行われています。今年10月にはバーレーンでAFC U-19選手権2016が開催され、韓国を除く上位4チームがFIFA U-20ワールドカップ2017への出場権を獲得します(韓国は開催国出場)。

今回は選出されませんでしたが、昨年5月にはU-18日本代表に選出されている永藤歩選手にも、今後の活躍次第でまだチャンスはあります。代表合宿は気になる?と尋ねたところ、「絶対にまだまだ選ばれないので気にはなりません」と笑っていましたが、メンバーはしっかりチェックしており、高体連の大会でしのぎを削った小川航基選手(桐光学園→磐田)の選出には刺激を受けたようです。

初めて経験したプロのキャンプについて感想を聞くと、「プレーの質が全然違うので、練習中もわからないことだらけで難しいです。大黒さんが加入して、動きの手本になると思うので、しっかり見て学べたらと思っています」と、プロのレベルへの戸惑いを率直に吐露していました。

それでも永藤選手は、キャンプ最終日の東京学芸大とのトレーニングマッチに出場し得点をあげています。そのことに触れると「やっと決めました」と笑顔を見せてくれたのですが、「相手が大学生だったのであまり嬉しくはなかったんですけど。もうちょっと接戦の時に(点を)取れたらと思います」とも。大黒選手のハットトリックで3−0とリードした後の1点では満足できない、負けん気の強さが垣間見えました。

愛媛戦の大黒選手のゴールを「ファーストタッチがすごかった。あそこで点を取っちゃうのがかっこいい」と称賛。身近なお手本から貪欲に吸収して、1日も早く持ち味のスピードを公式戦で披露して欲しいですね。その先にはきっと、年代別代表の扉が見えてくるはずです。

(文・写真:頼野亜唯子)

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