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【円コラム】「パンパン」したい。

熊本、大分を中心とする九州一帯で発生している地震に関して、J2ロアッソ熊本の公式戦が5月7日(土)の第12節まで開催中止となることが決定した。第10節にはNDスタでモンテディオと熊本の試合が予定されていたが、こちらも開催中止に。とにかく今は余震が収まることを祈るしかないが、同じリーグを戦うクラブの仲間として、あるいは同朋としてなど、さまざまな立場から熊本に寄り添い、助け合う場面が今後あると思う。それぞれの立場でできることをやっていきましょう。ということで、この円コラムは通常運転に戻る。

ここで言う「パンパン」とは、チームの全体練習が終了する合図というか、儀式というか、監督の「ピッピピピッピッ」のあとに円陣を組んだ選手・スタッフ全員で拍手を2回「パンパン」とする締めの恒例のアレだ。いまだに正式名称を知らないが、どうやらJリーグ界、サッカー界に広く知られているもののようだ。笛の「ピッピピピッピッ」が、手の「パンパパパンパン」の場合もあるようだが、「へぇー、山形ではそんなことするの?」という選手はいない。

練習取材の折りに、その「パンパン」を選手たちと一緒にやるようになったのは、小林伸二監督の時代(2008〜11年)だった。「一緒に」と言っても円陣に加わるわけではなく、そのタイミングに合わせて「パンパン」と手を叩くというだけだが、なんとなく「チームの一員」に一歩近づけたような勘違い効果がある。チームと苦楽をともにするという意味もあり、以降続けている。

ただし、この「パンバン」ができない時期があった。奥野僚右監督の時代(2012〜13年)だった。

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