【東京Vvs山形】レポート:不器用でも泥臭くても。宇佐美の千金弾で今季2勝目を連勝で飾る。
■2016明治安田生命J2リーグ 第11節
5月3日(火)東京V0-1 山形(16:03KICK OFF/味スタ/5,515人)
得点者:78′ 宇佐美宏和(山形)
—————
モンテディオは苦しい立ち上がりになった。ヴェルディがボランチのアルセウや川西を狙って序盤から前にプレッシャーをかけてくる。3分にも中盤で囲まれて奪われるとショートカウンターを受けて押し込まれた。「後ろの選手はつなごうとして、前の選手は蹴る準備をしている」(石﨑監督)という攻撃で前後の呼吸が合わなかったこともあってボールを前に展開できないので、相手に簡単にボールが渡るか、後ろに下げてディフェンスラインで握った時に、ヴェルディのツートップ北脇や杉本、サイドハーフの澤井や安西にコースを消されて困るかのどちらかになった。
序盤の苦しい時間帯でも耐えられたのは、ゴール前でしっかり身体を張れたことと、突破された際のカバーリングができていたこと。そして「守備から入るということは意識していた」という川西が、複数で相手を囲む際によく絡んだり、サイドの自陣深くまでも守備対応をしてプレーエリアを広げていたことも大きいだろう。サイドの速い展開で繋がれた時以外では数的不利になることは少なく、押し込まれながらも安定した対応はできていた。
(残り 1612文字/全文: 2163文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ