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【山形vs山口】レポート:劣勢時に求められるビルドアップ

■2016明治安田生命J2リーグ 第21
7月3日(日)山形 2-1 山口(18:04KICK OFF/NDスタ/4,597人)
得点者:21’大黒将志(山形)42’大黒将志(山形)63’庄司悦大(山口)
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試合ハイライト(スカパー!)

前半16分、この日先発した林が足を痛めるアクシデントがあり、早くも1枚目のカードを切ったモンテディオだが、変わって入った大黒将志が前半に一気に2得点を挙げて大きなリードを奪った。
 
1点目は21分のショートコーナーから。ディエゴ→山田ーディエゴと繋いでディエゴが上げたボールは、レノファの岸田が触って流れると、大黒が頭で押し込んでネットを揺らした。
2点目は中央の攻撃時に、伊東からアルセウにバックパスが渡ったタイミングで、ディエゴに付いていた廣木の背後のスペースに動き出す。「(アルセウに)浮き球で出してくれということは言っていた」(大黒)というアルセウからの縦の浮き球を、反転して倒れ込みながら左足でボレーを決めた。

前節の水戸戦は前半の内容が悪かったこともあり、今節は入り方を特に意識させていたという石﨑監督。立ち上がりからプレスの出足は良く、上手くサイドのボールを追い込んでは、パスの出し先に網を張って球際を狙う。2人目の出足も良く、セカンドボールもモンテディオが多く回収する形になり、さらには奪ったあとに右サイドハーフから中寄りにプレーする佐藤が左サイドに回った伊東に展開することでカウンターも仕掛けることができた。

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