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【ランダムフォーカス】No.7が元気でないと〜松岡亮輔選手

負けゲームはいつだって嫌なものですが、それにしても、ホーム岡山戦、アウェイ讃岐戦とショックの残る試合が続きました。対戦相手の喜ぶ様子に、なぜあの光景がモンテディオのものにならないのかと、やりきれない気持ちになった人も多かったのではないでしょうか。それでも、選手達たちに下を向いている暇はありません。プレーオフ出場権が得られる6位との勝点差は14。残るは16 試合。監督も今週のミーティングで、追いつく可能性は十分にあるという話をしたそうです。とにかく元気を出して次の試合に向かうしかありません。

さて、その岡山戦に先発する予定だったのが松岡選手。

直前に腰の痛みが出てしまい出場を回避しましたが、今週は紅白戦にも出てピッチに声を響かせていました。コンディションについては「まあ、年齢を感じています(笑)。プレースタイル上、当たりをなくすというのは無理なので、(痛みと)うまくつきあいながらやっていきます」と、炎天下の囲み取材で吹き出す汗をぬぐいながら答えてくれました。

そして、最近のチーム状況について「やっぱり実力の差、能力の差があると思っているのに勝てない時は、こんなはずじゃなかったとか、そういう気持ちになりがち。打たれ弱くなる」と、気持ちの切り替えの難しさを語っていました。だからこそ大切なのは「一生懸命、泥臭くても勝点を拾っていく」「一人一人が自分を省みて自分ができることをする」ことだと言います。

この言葉を聞いてあらためて感じたのは、モンテディオが立ち返るべきサッカーはやっぱり「一生懸命、泥臭く」だということ。そして、試合に出ていてもいなくても、やっぱりモンテは「背番号7」が元気でないと、7番が元気にチームを引っ張ってくれなければ、モンテらしさは出ないのではないかなあと、そんなことも思ったのでした。ここからの巻き返しのためにも、松岡選手の復活に期待しています!

文:頼野亜唯子

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