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【山形vs京都】レポート:粘り強くもぎ取った「勝ち点1」

■2016明治安田生命J2リーグ 第28
8月11(木)山形 0-0 京都(18:04KICK OFF/NDスタ/14,450人)
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延期されていた第10節・熊本戦を終えて暫定10位まで上げた順位は、後半戦に入ってからの6試合勝利なしで16位まで落ちていた。前節は群馬に0-2で敗れ、3連敗の状態で「県民応援デー」を迎えることになったモンテディオだったが、今季最多の14,450人の観客にも背中を押され、これまで以上に気迫あふれるプレーをピッチ上で展開した。

群馬戦から中3日、石﨑信弘監督が多くの選手と個別のヒアリングを重ねてたどり着いたのは、前節と同じ4バックのまま、トップに復帰後間もない林陵平を戻すメンバー構成。ポストプレーヤーであるその林がポストプレーらしいポストプレーを見せたのは、宇佐美宏和からのくさびのパスを受けた29分。それまでは相手のラインの背後を狙うロングボールを主体に攻撃した。「相手にボールを持たせながら一番怖いところはやらせないようにという守備だったので、なかなか高い位置から奪えなかった」(佐藤健太郎)という京都を相手にある程度は押し込み、2トップを追い越してボランチから川西翔太が何度も飛び出すなど、裏への狙いを徹底した。

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