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【山形vs群馬】レポート:楽しみはこれからだ

■第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
9月4日(日)山形 5-0 群馬(18:00KICK OFF/NDスタ/2,310人)
得点者:9’川西翔太(山形)、9’ディエゴ(山形)、32‘鈴木雄斗(山形)、82′松岡亮輔(山形)、89’林陵平(山形)
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立ち上がりは主導権の握り合い。モンテディオは自陣でビルドアップするものの、相手のライン裏へのボールは収まらないことが多く、敵陣で起点を作ってからの人数のかけ方もまだ少なかった。一方の群馬もシュートに持ち込むことはできなかったが、風上を利してシンプルにロングボールを入れ、小牟田洋佑が空中で競ったり、スペースに出るボールには山岸祐也が走り込んだ。そうしてモンテディオのラインが下がると中盤の松下裕樹がフリーとなり、何度か展開されるシーンもあった。

まだどちらに転ぶかわからない序盤の緊張感が破られたのは、9分の右コーナーキックだった。ショートコーナーで山田拓巳のリターンをもらったディエゴが、左足で巻いてファーサイドへ。そのままではゴールラインを割る軌道に追いついた渡辺広大が折り返す。「(渡辺が)折り返して、俺と相手がぐちゃぐちゃっとなって、こぼれたのが翔太のところ」と田代真一が潰れると、「この辺にこぼれるかなというところにいたら、こぼれてきた」と右足を振った川西翔太がゴールネットを揺らした。

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