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【山形vs東京V】レポート:消えたものと、それでも消えないもの

■2016明治安田生命J2リーグ 第36節
10月16日(日)山形 1-0 東京V(14:04KICK OFF/NDスタ/5,584人)
得点者:20’松岡亮輔(山形)
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試合ハイライト(スカパー公式)

1-0とリードした88分、大黒将志のスルーパスに飛び出したディエゴがキーパーと交錯した際、シミュレーションがあったとしてこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場。そして表示されたアディショナルタイムは5分。一つの勝利を手に入れるには一筋縄ではいかないようだ。ここからの時間は自陣でブロックを敷き、東京Vのパスを寸断しては大きく蹴り出したり、サイドに蹴ってプレーを切ったりとしのぐ展開が続いたが、リードを保ったまま、試合終了の時を迎えた。徳島戦以来、4試合ぶりの勝利だった。

勝利の要因はいくつかあるが、中盤をダイヤモンド型にした3-6-1システムはその一つに挙げられる。アンカーにアルセウを置き、その両脇には、状況に応じた攻守の切り換えを的確、かつ献身的に実践できる2人のインサイドハーフ、松岡亮輔と川西翔太。中盤の人数を多くしただけでなく、前線のディエゴと鈴木雄斗から相手ボールをサイドへ追い出し、東京Vのボランチから縦のくさびでポイントを作らせることを極力防いでいた。

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