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【Football bless you】ディエゴ ローザ 花咲くための回り道

在籍期間が長くても短くても、試合に出ていて出られなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、ともにモンテディオの歴史を創った仲間であり、この先どこへ行こうと大切な存在でもある。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになったそうした選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出すオフシーズン限定企画。(不定期更新)

加入直前の成績は、ブラジル国内リーグ・セリエB、ルヴェルデンセで38試合10得点の活躍。いよいよ才能を開花させようとしているストライカーへの評価は高まり、ブラジル・セリエA、韓国Kリーグ、そしてJリーグなど競合するクラブ数は15とも30とも報じられた。自らブラジルに渡り獲得に動いた石井肇テクニカルダイレクターも、「足元ではなく、裏に流れて受けるというプレースタイルがうちに必要。ボールが出てこなくても相手のディフェンスラインを引っ張れるとか、ギャップを作るとか、動き出すことによって攻撃のスペースができるとか、そういう動き出しの選手がいなかった」と期待を寄せた。

昨シーズンのモンテディオはJ1を最下位で降格。組織では踏ん張る場面を作れても、個の部分、特に攻撃面での差を痛感した。再びJ1に昇格し、今度こそ降格しない自力をつけるためにも、その差を埋めることが必須条件と見られ、「個」で打開できるストライカーが待望されていた。そこに現れたのがディエゴ ローザだった。

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