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【トピックス】モンテディオが「非公開練習」をする理由〜木山監督への囲み取材より

本日、モンテディオの練習は非公開で行われた。
非公開練習を導入するかどうかは監督やクラブ側の意向が反映され、メリットとデメリットが入り混じる、非常にデリケートな問題。その良し悪しを単純に断ずることはできない。ただし、なぜそれを行うのかは、練習見学をする人もそうでない人も知っておいたほうがいいだろう。
木山隆之監督に非公開練習に関する質問が向けられたのは、開幕戦の2日前、2月24日の非公開練習後。ここでは、その当該部分を抜き出してお伝えする。

Q:非公開練習は愛媛の監督時代からやられていることですか?
「(公式戦の)2日前はそうですね、いつもだいたい非公開でやってましたね」

Q:あらためて、非公開にされる理由は?
「お互い、それほど差がないし、すべてをさらけ出すのは不利なので。相手のことはわからないのに我々のことは丸裸だとどうしても不利になるので。それが理由です」

Q:非公開練習は今後も続けていく、と。
「続けようと思ってます」

Q:蓋を開けたら、当初とメンバーがガラッと変わっていることは?
「いや、あるんじゃないですか? そのために非公開にしてるので。逆に気をつけてください。僕、エサを撒くときがあるので(笑)。いや、でもこれはすごい難しい問題で、観に来てくれてる人とかにオープンにするのもいいし、したいという気持ちもあるけど、まあ正直、いまの自分たちの立場というかレベルを考えると、すべてをさらけ出して勝てるレベルじゃないと思うので。やっぱりどうしても相手の隙を突いたりだとかそういうことも必要だと思うので、そのためには多少、そういうことも必要であって、そういうことで少しずつでも差を出していって勝ち点を取っていってるのがJ2のチームだと思うので、そこは少しみなさんにも迷惑をかけますけど、ちょっとでも勝ちに近づくためにと思ってます」

Q:報道陣がいないことで選手たちがリラックスできるという影響もありますか?
「リラックスというより、緊張感はあるかもしれないですね。周りに観ている人がいなくて、逆に『試合が来るな』という感じになることはひょっとしたらあるかもしれないですね。たとえば、それがスタジアムで練習したりだとかそういうことになるかもしれないし、試合に向けての緊張感はあるかもしれないですね」

(構成・写真=佐藤 円)

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