Dio-maga(ディオマガ)

【愛媛vs山形】プレビュー:因縁対決第一ラウンド。気持ちは熱く、プレーと思考は冷静に。

■2017明治安田生命J2リーグ 第10節
4月29日(土)愛媛vs山形(13:00KICK OFF/ニンスタ)
—————

練習で熱のこもった指導をする木山監督。 古巣相手でもモチベーションは変わらずに高かった。


「山形、許すまじ」
愛媛FCが出したホーム山形戦に向けて出した紙媒体の試合告知がネット上に出回っていたが、これはそのコピーだ。
16年度に愛媛FCに在籍し、17年度にモンテディオ山形に在籍しているのは、木山隆之監督、青野慎也コーチ、児玉剛、瀬沼優司、阪野豊史、茂木力也の6人。それぞれ契約や移籍の経緯はどうあれ、愛媛サポーターから見れば6人を引き抜かれた形で因縁は残るもの。愛媛側の本心も計り知れないが、煽り文句であることには間違いないだろう。

このコピーをみた木山監督監督は、「いいじゃないですか。商売根性があって。こういうのもネタにして集客して儲けてやろうという考え方は大事だと思いますよ。お金を稼ぐことは大変だし大事だから、利用できるものは利用してもいいと思う。こうやって自分が今まで居たクラブが何かを糧にして大きくなろうとするのは嬉しいこと。それは水戸のときも感じましたし、これがクラブの歴史なんだから」と、嬉しさも交えながら飄々と受け流す。愛媛FC戦に向けて最もモチベーションをフラットにしていたのは木山監督で、それは「監督はどの試合も一番気合が入っているから」(茂木)という高い水準でのものだ。
一方、選手やコーチたちはそれぞれ愛媛についてより気持ちを高い感情があるようだ。

(残り 2647文字/全文: 3365文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ