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【山口vs山形】レポート:山口に敗れ3連敗。苦境とは別の勝ち切る強さ。

■2017明治安田生命J2リーグ第22節
7月8日(土)山口 2-0 山形(18:03KICK OFF/維新公園/4,567人)
得点者:38’小塚和季(山口)57’岸田和人(山口)
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山口戦の数日前、木山隆之監督は「そうしないとチームが回らない」と、後ろの選手を前線に移すコンバートを示唆させていた。
チームは町田戦前に山田拓巳と松岡亮輔が負傷で離脱し、この山口戦の週のトレーニングでも瀬沼優司と荒堀謙次が外れるアクシデントに見舞われた。復帰組の鈴木雄斗、加賀健一、佐藤優平、石川竜也、栗山直樹などは戦力として計算できるものの、長いリハビリ明けの佐藤優平は必要以上に無理をさせたくはない状況。戦力バランスを見ると後ろの選手が多くなり、前線と両ワイドの選手が極端に少なく偏ってしまった。

夏の移籍ウィンドーが7月21日から8月18日までの4週間開く。ただでさえ手薄な最前線のフォワード補強は、もしクラブが本気で優勝を目指したいと考えているのであれば必須であり、もしなければその本気度を疑ってしまうような状況だが、それはまだ先の話で不確定な要素。なによりも今いる選手で勝利を目指すのが監督として求められる仕事でもある。
その中で指揮官が出した策のひとつが、今年は3バックの左に入っていた高木利弥のシャドーへのコンバートだった。

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