【ランダムフォーカス】いってらっしゃい～ク・ボンヒョク選手
ク ボンヒョク選手のテゲバジャーロ宮崎への期限付移籍が発表になりました。昨年６月に加入した19歳。リーグ戦での出場はありませんでしたが、昨季、今季あわせて天皇杯４試合のピッチに立ちました。
今季初出場となった天皇杯２回戦・長崎戦では、延長戦前半に交代するまで100分間プレー。試合後に感想を聞くと開口一番、「去年の神戸戦に45分出させてもらったのですが」と、昨年９月の天皇杯・神戸戦に言及したことが印象的でした。前半だけで交代になったあの日のパフォーマンスを「自分の準備不足もあって序盤から疲れて動きが鈍かった」と振り返る一方で、今回は「自分が出ることをイメージしながらいい準備ができたので、100分間、自分なりに動き回ることができたと思います」と、充実した表情で語りました。また、試合を振り返る言葉の端々から、自分らしい攻撃的なプレーに自信をつけていることもうかがえました。
そして、「練習では味わえないような緊張感、温度差を（試合に）出て感じることができた」と言っていたク ボンヒョク選手。来日して初めて指導を受けた石﨑信弘監督のもとで、試合に出ることでしか得られない経験を糧に、大きくたくましくなってまた山形に戻ってきて欲しいものです。
写真は、１年前の新加入会見の後でオフィシャルの写真撮影を待つク ボンヒョク選手。「会見は緊張しました〜」と、ちょっとホッとした表情です。宮崎で新加入会見があるのかどうかわかりませんが、新しい仲間たちやサポーターさんたちの前で、今度はきっとそれほど緊張せず挨拶できるのではないでしょうか。活躍の知らせを待っています！
文・写真：頼野亜唯子
