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【山形vs千葉】レポート:プレスを突破した永藤弾でドロー。この粘りを次節徳島戦でも!

■2017明治安田生命J2リーグ第29節
8月20日(日)山形 2-2 千葉(18:03KICK OFF/NDスタ/7,044人)
得点者:40’山田拓巳(山形)56’ラリベイ(千葉)87’ラリベイ(千葉)90’+4永藤歩(山形)
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千葉のシステム4-3-3に守備をマッチアップさせるために、木山監督は4バックを採用する。それは守備面で相手にギャップを作らせないようにする狙いだけでなく、「相手より走り負けたらまず勝てないという話は試合前に監督からもあった」(汰木)というプレッシング勝負、走力勝負で負けずに正面からぶつかっていくという狙いもあった。

立ち上がり2分に佐藤優平がGK佐藤優也にまでプレッシングをかけて足で捉えるなど、モンテディオも負けじとプレスをかけていく。ロングボールをラリベイに入れられても、加賀・菅沼がしっかりと体を入れたり前に出てカットしたりと簡単に起点は作らせなかった。
収められてもすかさずラインを下げて守備に深み作ってディレイする守備は、高木・山田も含めた4バック全員に浸透しており、その1列前の中盤4枚に佐藤優平も加えて、チャレンジ&カバーを徹底。17分のカウンターや31分のショートカウンターからの清武のシュートなど、奪われたあとの速攻で怖い場面を作られたが、それ以外の前半の守備は押し込まれながらもしっかりとハマっていた。

主審の笛が軽めな嫌いはあったものの、「お互いにプレスをして、かいくぐった時にはチャンスになって、かいくぐれない時にはスペースを利用しようという、ランニングとか長いボールとかということが続いた」(木山監督)という拮抗した激しいバトルが続いていく。

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