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【トピックス】「ゴールに繋がるプレーを数多く作れるように」万能型アタッカー長沼洋一がチャンスをもたらす!


サンフレッチェ広島から育成型期限付移籍でモンテディオ山形に加入した長沼洋一。23日に加入囲み会見が行われ、モンテディオでの抱負や試合出場への意欲などを語った。

長沼はフィリピン人の母親と日本人の父親のハーフで日本育ち。小中と山梨県のサッカークラブでプレーしたあと、サンフレッチェ広島ユースに入りトップ昇格を果たした。
広島ではプロ1年目の昨年は公式戦出場がなく、2年目の今年もカップ戦や天皇杯の出場のみ。本来は2列目の攻撃的な選手だが、チーム事情もあってかサイドバックやウィングバックなど後ろのポジションでプレーすることが多かったという。自分のやりたいポジションでプレーできない葛藤と戦いながら、「幅は広がったけど、チャンスがあればチャレンジしたい気持ちもあった」とモンテディオ山形への期限付移籍を決断。「前へのこだわりがすごく強いので、攻撃をメインでやりたい」と攻撃面での貢献に意欲をみせていた。

前線のポジションなら右サイド・左サイド・トップ下に入れる選手で、ドリブルとスピードに自信を持ちながらも「ドリブルも出来て、パスも出来て、シュートも打てて、周りも使えて、周りからも使われてという選手になれれば」と、似たスタイルで憧れているイニエスタ(FCバルセロナ)のような万能型アタッカーを目指している。

ゴールよりもアシストの方が好きという長沼は「ゴールに繋がるプレーを数多く作れるように」と抱負を語る。21日に行われた仙台大学とのトレーニングゲームでは高いキープ力も見せたり、左サイドで味方のオーバーラップを見逃さずに使ったりと剛柔兼ねたプレーを見せていた。モンテディオでは2列目での起用が濃厚だが、アタッキングサードの突破や得点だけでなく、高い位置での攻撃の起点やチャンスメークにも期待できそうだ。

長沼の選手登録は8月25日に行われる予定。早ければ26日のアウェイ徳島戦からの出場が可能となる。

文・写真 嶋守生

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