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【円コラム】ずーっと読んでいくと、いずれサッカーの話になるかもね!

昨年から今年にかけて、NHKで人工知能(AI)に関する特集番組が組まれ、放送された。将棋界の第一人者・羽生善治三冠が出演していることもあり、注目して拝見した。番組タイトルには「天使か悪魔か」という刺激的なワードが付されている。すでに人間の手の及ばない場所で進化のスピードを上げ続けている人工知能は、我々の生活に何をもたらすのか。我々は人工知能とどう関係性を築いていけるのか。その模索が始まっている。

将棋界では2011年に電王戦が始まり、プロ棋士(人間)vs. コンピュータ将棋ソフト の構図が最大の見どころだった。米長邦雄永世棋聖(故人)はすでに現役を引退していたものの、かつての実力者がコンピュータソフトに屈したことから、「人間とコンピュータ、いったいどちらが強いのか?」という興味が一気に高まり、13年から電王戦は現役プロ棋士5人とコンピュータ将棋ソフト選手権の上位5位までのソフトが対戦する団体戦として3度行われた。

この団体戦はコンピュータソフトが優勢。現役プロ棋士が敗れる現象が、もはや珍しいものではないことが証明された。ファイナルとなった15年にはプロ棋士が3勝2敗と勝ち越したが、プロ棋士側が、事前に把握していたコンピュータソフトの弱点を突いたことで物議をかもした。

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