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【山形vs京都】レポート:試練の4試合連続ドロー。この悔しさを執念に昇華せよ。

■2017明治安田生命J2リーグ第32節
9月9日(土)山形 2-2 京都(18:05KICK OFF/NDスタ/5,970人)
得点者:6’仙頭啓矢(京都)28’瀬沼優司(山形)45’阪野豊史(山形)77’田中マルクス闘莉王(京都)
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シュート1本に抑えた岡山と引き分けた前節の悔しさをぶつけるべく、同じメンバーで臨んだ京都戦。早い時間に先制を許したが、瀬沼、阪野のゴールで前半のうちに逆転した。いい流れで折り返したはずだったが、どうしたわけか後半は失速。十分に警戒していたはずのセットプレーで失点し、4試合連続のドローゲームとなってしまった。

立ち上がりの探り合いから自分たちの攻撃の形に持ち込もうとした矢先の6分、前がかりになった右サイドを京都・岩崎に破られる。クロスに合わせたのはファーでフリーになっていた仙道。狙い澄ましたヘディングシュートを打たれ、ブロックしようと高木が飛び込んだが、背中に当たってゴールが決まってしまった。出鼻をくじかれる早い時間の失点だったが、モンテディオの選手達が下を向くことはなかった。後方から両サイドへの長いフィードを見せて京都の守備を広げ、スペースをうまく使いながらボールを運ぶ。16分には鈴木が気迫のこもったドリブルで前線へ。クロスはファーへ抜けたが、これが反撃の狼煙の役割を果たしたかのように、中盤からボールをつないでチャンスを作る場面が増えた。リズムが出てきた28分、高木のオーバーラップから左CKを得る。キッカーは佐藤優平。前節の試合後に「セットプレーで点が入らなかったのはキッカーとして反省すべきところがある」と責任を口にしていた佐藤のキックはスピードに乗ってゴールに向かい、瀬沼が頭でわずかにコースを変えると京都ゴールをとらえた。

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