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【ランダムフォーカス】サッカー選手は髪が命?②~瀬沼優司選手

前回のランダムフォーカスで、京都戦の瀬沼選手のゴールについて、アシストした佐藤優平選手の「髪の毛の流れに沿って入った」説を紹介しました。では、瀬沼選手本人の感覚は果たしてどのようなものだったのか。これはぜひとも聞いてみなければなりません。まずは失礼を承知で恐る恐る「あのゴールは、本当に瀬沼選手が触っていたのでしょうか?」と、疑問をストレートにぶつけてみました。

「触ったか触っていないか、めちゃくちゃギリギリかすかに触ってコースを変えたぐらいの触っていなさです(笑)。でも、かすらないとあそこには入らないので、かすったんだと思います。ここらへん(右のこめかみの上あたり)に。ドンピシャに合わせてもかすってもゴールはゴールだから、いいと思います」

優平選手と瀬沼選手、二人の感覚は完全に一致していました。疑った不明を恥じるばかりです。その上でさらに「髪の流れ」説について質問。

——優平選手は、髪を流していた方向にボールが行ったのでは、と。
「ああ!こっち(右)に髪を流していたからボールが右へ行ったということですか? かもしれないですね。こっちに流しておいてよかった」

打てば響く、それでいて飄々とした受け答えは瀬沼選手らしいところです。でも、瀬沼選手はこの後すぐに「勝ちにつながる同点ゴールにならなかったので、結果としてあまり勝ちがない。もっと重要なゴールが取れたらと思います」と表情を引き締めました。このあたりは、アシストしたキックについて語るより、セットプレーでの失点の方に多くの言葉を費やした優平選手も同じ。勝点3に飢えている選手たちなのです。次はアウェーゲームですが、6試合ぶりの勝利を持ち帰ってくれるはず!

練習後、給水中の瀬沼選手にカメラを向けていると、気づいた瀬沼選手がカメラ目線でサービス。そこへやってきた阪野選手が「何やってんだよ」とばかりに水をかけ、被害に遭った瀬沼選手が指差しアピールしているのが9/14の練習場フォトです。

文・写真:頼野亜唯子

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