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【トピックス】木山体制2年目に向けて。「得点力と勝負所での駆け引きの弱さ」が課題

リーグ最終節FC岐阜戦を前に来季続投が発表された木山隆之監督。「来年も大事だけど、まずは最終戦を勝って終わること」と6試合負けなしで今季を締めくくるべく、指導にも熱が入っていた。

モンテディオ山形の木山隆之監督が2018年度も引き続きチームの指揮を執ることが決定した。これを受けて、16日午後、木山監督がクラブハウスでメディアに向けた共同インタビューに応じ、今季の戦いを振り返りながら、最終戦と来季に向けた展望を語った。
2017年度は、リーグ戦1試合を残して13勝17分11敗勝点56で11位と苦戦し、目標に掲げたJ2優勝に届かなかった。しかし、J3降格目前まで追い込まれた16年度から体制を立て直し、若手主体のチームへ移行しながら、木山サッカーのベースを整えることはできた。

結果こそ伴わなかったものの、攻撃では自分たちで繋ぎながらボールを運ぶビルドアップと守備でハードワークしながら前線からプレッシャーをかけていくという、今年掲げた2本の柱をシーズンを通じて確立させた。「攻守の2つの柱はぶれさせない」(木山監督)と来季もこの基本戦術は継続させる方針だ。
17引き分けと勝ちきれなかった今季の戦績を振り返り「得点力と勝負所での駆け引きの弱さ」を指摘する木山監督。「ボールを繋ぐことやチームで組織的なプレッシャーで守備をするといった戦術的なことは向上しているが、試合で勝つためにはそれプラスアルファが必要」と話し、選手たちがピッチの中で解決する能力やグループの中で議論する能力を課題として挙げていた。

練習後に囲み取材に応じる木山監督。今季のターニングポイントに6月25日第20節徳島ヴォルティス戦(●1-6)を挙げる。「怪我人も多くて肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいだったけど、あそこから2連敗くらいで止められたら違っていたが、止める力がチームとしてまだ足りなかった」

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