Dio-maga(ディオマガ)

【ランダムフォーカス】カットイン~汰木康也選手

ゴールデンウィーク最終日のホーム讃岐戦は2−0の勝利。今日の月曜日、サポーターの皆さんは気持ちよく仕事や学校を再開できたのではないでしょうか。ディオマガMOMは大方の予想どおり、攻守に大活躍の栗山選手(188票)でしたが、2位の汰木選手も多くの票を集めました(146票)。みんなが待ちに待っていた今季初ゴールは88分。前節はアディショナルタイムの失点で苦杯をなめただけに、この時間の追加点がどれだけチームを楽にしたかわかりません。

左スローインのリスタートから、阪野選手の落としを受けた汰木選手が中央にカットイン。人数の揃った讃岐ディフェンス陣を2人、3人とかわし、クロスのシュートをゴール左隅に決めました。汰木選手の真骨頂とも言うべき素晴らしいゴールでした。

讃岐のゴールを守っていたのは、2014年まで山形に在籍していた清水健太選手。汰木選手のルーキーイヤーの1年間、一緒にプレーしています。清水選手にとっては悔しい2失点目となったそのシーンについて聞くと「カットインしてきて、もう横切るかなと思うくらいのドリブルだった」と苦笑いしながらも、「よくあそこから打ったなと思います」後輩を讃え、同時に「それだけウチのディフェンスが緩かったのかなと思うので、ちょっと自分たちが情けない」と悔しがっていました。

一方、当の汰木選手は「(清水選手は)1年目にすごく期待して声をいっぱいかけてくれた」と振り返り「成長した姿を見せられたかなと思う。よかったです」としみじみした口調。でも「もう横切るかなと思った」という清水選手の言葉を汰木選手に伝えると、「ハハハッ!そういうことはいつも言われます」と笑っていました。

喜びいっぱいというよりも、ホッとした表情で淡々と取材陣の質問に答えていた汰木選手。チーム浮上のためにも、この1点をきっかけにして2点目、3点目とゴール量産を待っていますよ!

文・写真:頼野亜唯子

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ