今だから明かせるJ2のキーマン対策法。戦術家・北野誠のスカウティングレポート(J論)

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【トピックス】夢クラス@東根市立長瀞小学校。サポーターの児童が憧れたのは・・・。

中村と汰木のようになりたいと発表する児童。4歳の頃からスタジアムで何度もモンテディオ山形を見ていたという生粋のサポーター。今年の観戦はまだ1回だそうだが、スタジアムには何回も行っていると笑顔で答えてくれた。


2018年の夢クラスがスタートした。毎年県内の小学校を訪問し、児童たちと将来の夢を語り合う企画で、今年からは天童市に本社を置く日新製薬株式会社がパートナー企業として支援。児童と保護者1名のホームゲーム招待と、参加児童へのコラボ定規プレゼントが行われる。
今年度の初回となった5月10日の夢クラスは県内の4校で実施。東根市立長瀞小学校には栗山直樹と中村駿が訪問し、4~6年生の児童53名と交流した。

モンテディオ山形のアンセムと拍手、そして山形ディオコールで迎えられた2人は、早速自己紹介から選手とのパスボールリレーで楽しい時間を過ごす。
その後、代表児童による夢の発表の時間に。その中で目を引いたのは「僕はモンテに入って、中村選手と汰木選手のようになりたいです。そのために僕はいつもお家で足でボールを触ってコントロールする練習をしてプロをめざしています」と夢を発表する児童だった。

憧れの中村駿と一緒にリフティング。巧みなボールさばきで中村に負けないプレーをみせた。ちなみに「中村と汰木どっちが好き」と聞いたところ「どっちも」だそうだ。

モンテのレプユニを着て、最前列で目を輝かせながら中村や栗山の話を聞いていたが、質問コーナーでもサポーターの一人として、栗山に対して「5月6日のカマタマーレ讃岐戦でゴールを決めた時、どんな気持ちでしたか?」という、試合を見ていないと聞けないような質問をぶつけ、栗山の本心も引き出していた。

先生によると、四年生の中では一番、学校内でも一二を争うかというほどサッカーが上手いという。他の児童から「リフティングを見せて欲しい」という要望が出ると、中村に誘われる形でその児童もリフティングに挑戦。その実力をプロ選手にも見せていた。

この四年生児童は2人に会えて嬉しかったと夢クラスの感想を話し、一番心に残った話を「感謝を忘れないということです」と答えていた。

そしてモンテに入って中村選手のようになりたいと名指しで言われた中村駿。児童の発表を聞いた時は驚きと照れ笑いが混ざった表情をしていたが、夢クラスの後には「目標に思ってもらえることは嬉しい。そういう思いを誇りにしてプレーしていきたい」とコメントしていた。

中村駿は夢に向かうアドバイスを送る。「感謝の気持ちは大切。先生方にも感謝の気持ちを持ってほしい。『なんで僕だけ怒られるんだろう』と思うこともあるかもしれないけど、自分が悪くないと思っていても、社会で生きて大人になっていくうちに、『こういうことだったんだ』とわかる日が来ると思う。家族もそう。朝起こしてくれて、ご飯を作ってくれるのは当たり前じゃない。ありがとうという気持ちを大切にしてほしい」
栗山は質問コーナーで讃岐戦ゴール後の気持ちについて正直に答えていた。
「僕はディフェンダーだから、点を取る機会は多くなくて、点を取った瞬間に慣れてなかったから、嬉しすぎて頭が真っ白になった。自分の意思じゃないようになって、気付いたら仲間の所に飛び込んでいた。サッカーはつらいこともたくさんあるけど、ああいう瞬間を知っているからこそ頑張れる。本当に何も考えられないくらい嬉しかった」

文・写真=嶋 守生

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