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【トピックス】大きなノッポの熱い男 夢クラス@高畠町立亀岡小学校

たくさんのレプリカユニフォームは、ある先生のご家族が所有しているものだそう。サッカー対決では、6年生の男子がこのレプユニを着て選手たちに挑んだ。

体育館の入り口から現れたのは、身長186cmの櫛引政敏選手と183cmの坂井達弥選手。今季新加入の長身コンビが高畠町立亀岡小学校を訪れた。

ソフトなイメージの坂井選手に対し、櫛引選手には口数も少なく、無骨なイメージを抱く人も多いと思うが、じつはなかなかのおもしろキャラ。

・自己紹介で進行役の先生がマイクを渡そうとすると、それを丁重に断り、マイクなしで「こんにちはー!」と話し始めた。

・リフティングを披露した坂井選手のあと、進行役の先生に「櫛引選手は何かありますか?」と振られると、「自分はここが!」と左胸のエンブレムをドンドン。技の披露を巧みに回避した。

・6年生とのサッカー対決では、2-2のアディショナルタイムに2得点。ゴールを決めるたびに、指で数字を作り「3点目~!」「4点目~!」と雄叫びをあげた。

・集合写真の撮影で、「全員ピースで」とポーズを要求された。最初は「俺はピースしない」と拒否していたはずが、突然ピースするツンデレぶりを発揮した。

・見送り前に子どもたちと握手する際、一人一人に「あざス!あざス!」と言いながら両手で握手した。

などなど。そんな櫛引選手を、坂井選手はいつでも微笑ましく見守っていた。

子どもたちの夢の発表。しっかりと表情を見ながら耳を傾けていた。

子どもたち全員が夢の発表をしたあと、選手2人も自分の体験を交えて、それぞれの視点で、夢について語りかけた。

子どもたちに向けて語りかける櫛引選手。自分の夢に対して自信を持つ大切さなどを紹介した。

「自分の目標に自信を持つこと。いま発表する時も、自分の好きなことを胸を張って大きい声で言えるぐらい、自信を持つことが大事なことですし、一番いまできることなのかなと僕は思います」(櫛引選手)

坂井選手は「大きな夢になると、自分一人の力じゃできないことも多くなると思うので、いまここにいる友達だったり、信頼できる友達が助けてくれたりするので、そういう友達を多く作って大人になれるようにしてほしいと思います」(坂井選手)

リフティングを披露したのは坂井選手。基本、笑顔だ。

さて、質疑応答でもさまざまな質問が飛んだが、印象的な回答を最後にご紹介。

「キーパーのコツは何ですか?」の質問に、櫛引選手は「まずやっぱり……熱い魂ですね」とここでも胸のエンブレムを左ドンドン。その根拠については、「強いシュートは怖いけど、そこを恐れず向かっていくことが重要だと思います」と説明していた。

「いままで戦ってきた中で、一番強かったチームはどこですか?」の質問に答えたのは坂井選手。隣の櫛引選手に何やら相談し、櫛引選手が「ああ、そうですね」と返したあと、回答したのは「ウルグアイです」だった。

横断幕、タオルマフラーなど、ディスプレーのモンテ度は夢クラス開催校でもトップクラスかも。


レプユニを着た6年生と対戦中の坂井選手。日本代表キャップのある選手と対戦できるとはなんと幸せなこと。


別れ際に子どもたちと握手。櫛引選手は一人一人に「あざス!」と声をかけながら握手に応じていた。

文・写真 佐藤円

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