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【岡山vs山形】レポート:逆転に成功するも連勝ならず、アウェイで勝点1

■2017明治安田生命J2リーグ第17節
6月2日(土)岡山 2-2 山形(19:00KICK OFF/Cスタ/10,397人)
得点者:14’武田将平(岡山)42’小林成豪(山形)50’阪野豊史(山形)70’濱田水輝(岡山)
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相手に先制点を与えたのは、奇しくも前節・金沢戦と同じ14分。椋原健太の右ロングスローをニアで阪野豊史が触るが、こぼれ球を赤嶺真吾に収められ、戻したボールを武田将平が左足でズドン。この武田のポジションはマークが付きにくいことがわかっていたため、赤嶺がボールを戻した瞬間に中村駿と本田拓也の二人が寄せに行ったが、右隅までの直線コースを塞ぐことができなかった。

このロングスローにつながったのは、上田康太が右足のフィードで仲間隼斗を走らせたプレーだった。ここは出場停止の栗山直樹に代わり3バックのセンターを任された熊本雄太がセーフティーにタッチに逃れたが、試合開始からロングボールでの陣取り合戦ではスピードのある仲間を擁する岡山が優位に進め、モンテディオを押し込んでいた。ファーストシュートも、増田繁人の山なりのボールを塚川孝輝がフリックし、仲間が飛び出した6分の場面。ここはGK櫛引政敏が落ち着いてシュートを弾いたが、押し込まれた状態でプレッシャーを受けるモンテディオは、ロングボールがセンターバックに跳ね返されるなど前線に収まらず、我慢を強いられたなかで失点までつながった。

しかし、前節の形勢逆転は相手の退場まで待たなければならなかったが、この試合ではビハインドになった直後から、やや引き気味になった岡山を相手にモンテディオがボール保持の時間を高めていく。

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