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【トピックス】まず一歩踏み出すこと 夢クラス@天童市立荒谷小学校

自ら足を踏み出しメッセージを伝える木山監督。発する言葉に熱が込められているのは選手に対しても児童に対しても同じだ。

モンテディオ山形の2018年度夢クラスは7月18日が最終日。天童市荒谷小学校には木山隆之監督とジャイロ ロドリゲスが訪問した。
夢クラスにチームの監督が参加するのは初めてとなる。年齢も違いS級ライセンスを保持するJリーグの監督が児童の夢に対してどのようなことを語るのかも楽しみだったが、児童たちにとっても有意義な時間となったようだ。
子供たちが発表した夢を聞いた木山監督は「一人ひとりに色んな夢があってびっくりした。みんなを大事にしてくれるお父さんお母さん、友達や先生からアドバイスを聞いて目標に進むことはすごく大事で、自分のことを信じて絶対できるとやり続けることが一番大事」と話すと、やり続けるためのアドバイスをしようと、身体を使って実験を始める。

レクリエーションでジャンケン列車をする木山監督。実はジャンケン列車のルールを知らず、初体験だったそうだ。ちなみに練習と本番の2回ともいきなり負けていたが、笑顔で児童の肩に手を乗せていた。

「肩幅に足を開いて立つと、楽に立っていられるでしょ?でも片足を上げてずっと立っていると…難しいよね。でも片足を上げたら前に着きたくなるでしょ?前に着くと、さっきの肩幅で立ってるよりもしんどいけど、もう前に一歩進みたくなる。
今はお父さんお母さんに大事にしてもらって、足を開いて立っている状態。でも夢に向かってまず足を上げて一歩踏み出して欲しい。その勇気があって一歩踏み出せば、次の一歩が必ず出ていく、そしたらどんどん夢に近づいていけるので、まず一歩踏み出してほしいです」

「なんでもいいぞ、サッカーの話じゃなくてもいい」気さくに話しかけながら質問に答える木山監督。
Q:夢を諦めそうになった時はどうする?
A:諦めないこと。僕の夢は学校の先生だったけど、たまたまプロサッカー選手になって、流れのなかでプロの監督になった。でも学校の先生になりたいと思って大学に行って勉強して努力したから、サッカーを教える仕事に就けた。
その仕事に就けるかどうかはわからないけど、努力を続けていれば、違う方向にいっても良い方向に進んでいくはず。だから簡単に諦めないことが大事。しんどいと思ってもやめないで続けていけば夢に近づいていくから。

木山監督は、自らの身体を使って一歩踏み出す動作をしながら、夢に向かってまずは一歩踏み出して欲しいというアドバイスを送った。

物静かに、時折笑顔を見せながら質問に答えるジャイロ。
子供たちの前では「サッカー選手だけじゃなく、どんな夢にもたどり着くためには壁があります。それを乗り越えて夢に近づける。壁があるからと諦めずに壁を乗り越えながら夢に近づいてください」というメッセージも伝えた。

その後、児童たちとそれぞれ輪を作りながら、質問に答える。木山監督は、監督を目指した頃の話やリフティングのコツなど、ジャイロはサッカーを始めたきっかけや外国でサッカーをすることについて感じることなど、限られた時間の中で一つひとつ丁寧に回答していた。

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