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【山形vs愛媛】プレビュー:リーグ戦も、自分たちの手で

■2017明治安田生命J2リーグ第30節
8月25日(土)山形vs愛媛(19:00KICK OFF/NDスタ)
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天皇杯4回戦ではFC東京を延長・PKの末に破り、4年ぶりのベスト8進出を決めた。直前のリーグ戦では徳島に1-5と大敗し、離脱者の多い状況で振り絞った渾身の一撃。リーグ戦3連敗のFC東京のやや低調なパフォーマンスに助けられた面はあるものの、それも含めての一発勝負。1点返したあとも積極的にボールを動かした前半のプレーや、あわやの場面で体を張った守備陣、GK児玉剛のビッグセーブの評価が薄れるものではない。

3回戦の柏戦に続いてのJ1勢撃破となった。とは言え、「天皇杯ベスト8」の肩書きでリーグ戦の勝点が増えるわけではない。むしろ、昇格レースで大事な時期になりそうなシーズン終盤に日程的なハンディを負って戦わなければならず、状況はさらに厳しさを増している。この厳しい状況は、この先、自分たちの手で変えていくしかない。

今節の愛媛戦は、天皇杯から中2日での試合となる。 2日間の初日は天皇杯に出場した選手たちは休養にあて、全員がそろったのは非公開練習となった2日目のみ。試合前日であり、疲労を残すようなトレーニングはできず、セットプレーなどの確認も限られた時間の中で行われたものと見られる。移動による時間や体力のロスはないが、相手は前節から中6日。コンディション的な優位に加え、対モンテディオにかける準備にしっかり時間をかけてきたチームを相手にすることになる。

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