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【トピックス】ジュニア庄内が全日本U-12山形県大会を制し、モンテアカデミー初の全国大会出場!!


第42回全日本U-12サッカー選手権 山形県大会に出場したモンテディオ山形ジュニア庄内は、11日の決勝戦でOSAフォルトナ山形FCと対戦。2-0で勝利して、全国大会への切符を手に入れた。

この大会はU-12世代最高峰の大会の一つで、山形県大会は104チームが参加。12月の全国大会出場をかけて毎年熱い戦いが繰り広げられている。ルールは小学生世代で一般的な8人制を用い、時間は1試合20分ハーフという短期決戦になる。

モンテディオ山形ジュニア庄内は、14年に設立された庄内地方を中心とするU-12チーム。17年からは、元モンテディオ山形で16年に現役を引退した比嘉厚平氏が監督を務めている。

決勝戦の対戦相手は、元日本代表FW土居聖真を輩出した県内強豪クラブの一つ、OSAフォルトナ山形FC。
「自信を持って自分たちのサッカーをすればいい結果がついてくる」と比嘉監督に送り出された選手たちは、前半にCKやロングボールから抜け出されたピンチこそあったものの、7分にGK瀬尾風翔選手が1対1をストップするなど堅い守りをみせると、FW神尾遙人選手やMF佐藤ゆき選手のドリブルを中心にサイドから攻めていった。

0-0で迎えた後半2分、ジュニア庄内はCKを獲得すると、こぼれ球を拾った佐藤ゆき選手が相手を振り切って左足でシュート。これがサイドネットに突き刺さってジュニア庄内が先制した。

勢いに乗るジュニア庄内は3分に神尾遙人選手、8分にMF佐藤陸人選手とシュートを打ったが、相手GKの好セーブに阻まれて追加点は奪えず。

 


終盤、OSAフォルトナの攻撃を守る時間が増えたものの、19分にカウンターからサイドでパスを受けたMF佐藤右京選手が「ゴールキーパーが出てきたので、冷静に決めれた」というGKの上を抜く鮮やかなループシュートを決めて突き放す。
試合はそのままタイムアップ。モンテディオ山形ジュニア庄内が2-0で勝利し、山形県大会を制した。

この山形県大会優勝は、モンテディオ山形アカデミーとして初の快挙。比嘉監督は「攻撃も守備も今大会で一番良いプレーが出来た。トレーニングで行ったことを全部出しきれて、それが直接結果に繋がった」と選手たちの健闘を褒め称えていた。

モンテディオ山形のジュニア世代の育成は、5年ほど前までは週1~2回県内各地で行われるサッカースクールしかなかったが、14年にジュニア庄内、16年にジュニア村山を立ち上げるなど、近年は本格的なジュニア世代育成に着手してきた。
その一歩目となったジュニア庄内設立から5年目となる今年。モンテディオ山形アカデミーにとって、大きな成果を得たと言えるだろう。今後のアカデミー世代の選手たちの成長に期待したいところだ。

全国大会は12月下旬に鹿児島県内で開催される。先制ゴールを決めた佐藤ゆき選手は「自分のゴールで全国大会の出場を決められたのが嬉しかった。全国ではチーム一丸となって優勝したいです」と話していた。

 

文・写真 嶋守生

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