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【トピックス】相田健太郎新社長が就任記者会見「あって良かった、行きたい」と言われるクラブに。


モンテディオ山形の相田健太郎(あいた けんたろう)新社長が4日に就任記者会見を行った。
相田新社長は、1974年5月4日生まれの44歳。山形県南陽市生まれで、小中学生時代にアルゼンチンで過ごした経歴を持つ。水戸ホーリーホックや楽天イーグルスで営業を担当し、ヴィッセル神戸では主に強化部や戦略室でスカウトやアカデミー部門などを担当している。

会見では一貫して観客のことを「お客様」と表現しており、観客動員増についても「まず我々がお客様に対して、どれだけ楽しんでいただけるスタジアムを作れるかが一番重要だと思っている」というカスタマーファーストの理念を示していた。

目標のJ1昇格については、いくらお金を入れてもいい選手を取ってきてもやはり負けるときは負けるとした上で、「一つの目標に対して、すべての人間が一致した考えを持って、そこに対して一生懸命動ける、そういう選手がどれだけいるかが一番の近道」と話す。

その上で、「お客様をお迎えする上で、明るく元気に接してくれるチームの方が皆さんやっぱり嬉しいでしょうし、スタッフ選手も含めて全員がそうですが、とにかく元気良く、前向きに明るくやるサッカーを皆様にみせて、勝てるチームを作っていければ、J1に上げれると信じている」と明るく前向きにJ1昇格を目指す姿勢をみせていた。

サポーターとの関係についても「クラブにとって重要なコンテンツの一つ」と位置付け、「コミュニケーションをとりながら、仲間としてやっていく関係じゃなければいけない」と協調する姿勢を取る。
社長のタイプとしてはトップダウン型ではない、ボトムアップ型の社長という印象を受けた。

相田新社長は年内まで戦略室長としてヴィッセル神戸に在籍し、年明けからモンテディオ山形の新社長としての仕事を始める。「県民の皆様とともにJ1を目指して、皆が『あってくれて良かった』と、他のクラブの選手から『行きたい』と言って頂けるようなクラブにしたい」と意気込みを話していた。

(文・嶋守生)

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