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【トピックス】告知:5.12ジェフ千葉戦で第12回将棋×サッカーコラボイベント開催!!

年間42試合の長丁場を戦うJ2リーグも12節を終了。モンテディオ山形は7勝3分2敗で自動昇格圏内の2位につけている。控えめに言って好調なチームをさらに盛り上げるべく、今年も恒例の将棋×サッカーコラボイベントが開催される。なにしろ、将棋コラボの試合は現在6試合負けなし中(ただし去年は2戦ともドロー……)。通算成績は6勝2分3敗。今年のモンテには負けるが、かなりの勝率なんである。今回は野月浩貴八段、瀬川晶司六段、藤森哲也五段、星野良生四段が来場。将棋を指す人も観るだけの人も、ただただモンテラブの人も、みんなきっと楽しめるので、ぜひおいでくださいね。

●モンテディオ山形オフィシャルウェブサイト
2019明治安田生命J2リーグ 第13節 モンテディオ山形vs.ジェフユナイテッド千葉 開催概要
https://www.montedioyamagata.jp/news/n-00009624/

● 山形県天童市ホームページ
https://www.city.tendo.yamagata.jp/tourism/syougi/event.html

今回は、将棋ファンをどれだけ増やしたかわからない漫画「3月のライオン」(作:羽海野チカ)から生まれた「王さまニャー」も来場。天童市ブース付近に会いに行ってください。

そして、市町村応援デー(天童市・長井市・真室川町・遊佐町)の特典として、応援デーチケット購入かつ来場者先着3,000名にプレゼントされるオリジナルタオルマフラーに注目。王将駒を持ったディーオの入ったタオマフはコラボファン垂涎。個人的には商品化希望(笑)。
詳しくはこちら
https://www.montedioyamagata.jp/news/y-2019/p-2/n-00009569/

〈イベントスケジュール〉
場所:もんてらんど https://www.montedioyamagata.jp/stadium/

■11:00〜11:50 指導対局(20名限定/事前申込制)
プロ棋士と将棋盤をはさめる機会なんてそうそうない。将棋教室ではなく、あくまでもそこはスタジアム。カジュアルな気持ちでどうぞ。無料ですし、ジェフサポさんもいかがですか。
5/7時点では残り枠数名分あり。
お問合せは天童市経済部商工観光課へ
TEL:023-654-1111
E-mail:kanko-t@city.tendo.yamagata.jp

■12:00〜12:50 特別公開対局   藤森哲也五段 対 星野良生四段
プロ対プロの対局をプロの解説で楽しむ公開対局。ライブで対局を見られる機会は貴重です。イベント対局でも勝負は真剣そのものなので将棋好きにはたまらないはず。さらに、将棋を知らなくても楽しめるのが将棋×サッカーコラボの対局。サッカー用語をふんだんに盛り込んだ将棋解説を聞いていると、いつの間にか将棋がわかった気に!(個人の感想です)
今回は超サッカー好きの野月浩貴八段と瀬川晶司六段が解説。楽しみしかない。

■13:00〜13:30 特別トークショー
4人の棋士のみなさんによるトークショー。それぞれの人となりを探り、将棋界の話題、モンテやサッカー、スポーツへの関心などを聞く予定。常々大盤解説などで鍛えている棋士のトーク力は非常に高いので、MC(頼野)が多少ダメでもトークショーは回る。安心安心。もちろん最後は野月先生の試合展開・スコア予想で締めます。

並行して、自由対局コーナーと将棋キックボウリングは11:00〜13:30まで楽しめます。

〈ゲスト棋士予備知識〉。


■野月浩貴八段  1973年7月4日生まれ(45歳) 北海道出身 @nozuki221
将棋とサッカーの共通性を世に知らしめた、将棋×サッカーコラボの仕掛人。12回と回を重ねたモンテディオ山形と将棋のコラボも、野月八段が監修した将棋サッカー漫画「ナリキン!」(作・鈴木大四郎)をきっかけに始まった。初回から皆勤賞でご参加いただいていたが、昨年9月のイベントは欠場。コンサドーレ札幌の熱心なサポーターであることから「天童に来ないのは首都圏でコンサの試合があるからだ」という噂が流れたが、本当に仕事と重なったようである。ちなみに棋士用語で「仕事」は指導や普及などの業務のことで、対局とは別。
実は今回もコンサの試合とかぶっており、当日13:00から松本vs札幌の試合が行われる。


■瀬川晶司六段 1970年3月23日生まれ(49歳) 神奈川県出身 @ShojiSegawa
プロ棋士になるための養成機関・奨励会を26歳の年齢制限で退会するも、アマチュアとして破格の好成績をあげ、プロ編入試験に合格して35歳でプロ棋士に。プロを目指し、夢破れ、仲間たちとともに編入試験制度の道を拓いていく、そのドラマチックな半生を綴った自叙伝「泣き虫しょったんの奇跡」は、スポーツファンの心にも響く。同作品は昨年映画化され、松田龍平さんが瀬川六段を演じた。
小田和正さんの「time can wait」という歌に「夢を追いかける人のために 時は待ってる」という歌詞があり、私の中ではこの曲が瀬川先生のテーマソングなのだが、瀬川先生ご自身は安室奈美恵さんの大ファン。中村駿選手と話が合いそうである。


■藤森哲也五段 1987年5月9日生まれ(31歳) 東京都出身 @tetsu_59
先日行われた天童市の人間将棋では、モンテディオ山形の相田健太郎新社長も試合のPRを行なった。社長は会場でプロ棋士による大盤解説の面白さを目の当たりにし、「サッカーにもこういう解説があってもいいよね」と言ったとか言わなかったとか(人づてに聞きました)。
現役プレーヤーによる将棋解説は、それぞれに個性が出てファンにはたまらないのだが、独自のエンタテインメント性を放つのが藤森五段である。松岡亮輔選手並み、と言えばそのトークレベルの高さがわかってもらえるだろうか。とりわけAbemaTVトーナメント(持ち時間5分切れ負け、1手ごとに5秒追加)では、目まぐるしく指し手が進む対局を古舘伊知郎さんのプロレス実況のごとき瞬発力と表現力で実況解説し、その特殊能力が白日のもとにさらされることとなった。今回の公開対局では対局する側のため、解説が聞けないのはちょっと残念。
映画「3月のライオン」監修。


■ 星野良生(よしたか)四段 1988年8月10日生まれ(30歳) 埼玉県上尾市出身 @M1b4fZ8hqPv3F6c
一昨年のコラボイベントにおいでいただいた、白鳥士郎先生の「りゅうおうのおしごと!」の中に「ゴキゲン中飛車対策の『超速!▲3七銀』を開発したのが奨励会員だったように」という記述がある(第3巻)。その奨励会員こそが、誰あろう星野四段なのである。星野四段は「超速▲3七銀」で升田幸三賞 (棋士仲間を唸らせるような新手・妙手を指した棋士に与えられる)を受賞。独創的なアイディアで見る者の舌をぐるぐる巻きにするという意味では、南秀仁選手みたいな感じ?と勝手に想像している。
やはり一昨年のイベントで、行方尚史八段が話してくれた持将棋と千日手による2度の指し直しエピソード。23時間15分に及ぶこの対局の記録係を務めていたのが奨励会時代の星野先生だった。行方先生は「対局の後、中川先生と観戦記者の方と3人で築地に飲みに行きました」と話していたけれども、記録係にはその後も、棋譜の清書の仕事が残っていたそうである。
関西所属。2016年の日本将棋連盟東西対抗フットサル大会ではゴールを決めている。

モンテディオ山形ならでは、モンテディオ山形だからこその将棋×サッカーコラボイベント。ぜひぜひ足を運んでみてください!お待ちしています。

なお、前日5/11(土)には、天童市立天童中部公民館にてディーオカップ子ども将棋大会を開催。もちろん4人の先生方が来場します。

文:頼野亜唯子
写真提供:日本将棋連盟、天童市

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