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【山形vs千葉】プレビュー:勝てば単独首位浮上のホーム千葉戦。勝利と成長するためのトライを。

■2019明治安田生命J2リーグ第13節
5月12日(日)山形vs千葉(14:00KICK OFF/NDスタ)
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前節岡山戦は、終始苦しめられながらも、終わってみれば1-0で2連勝。選手同士でコミュニケーションをとりながら、フォーメーションを変えながら、それでも上手くはいかない試合だったが、「内容が良くなくても勝つ」というしぶとい勝点3の取り方が素晴らしかった。

「こういう試合はシーズンを通して何試合もある」と本田。当然、相手のチームもモンテディオのやりたいサッカーを消してくる。しかし、そこで屈するだけでなく、上手くいかない時にどう対応するのか、良くないなりにいかに勝点を稼ぐのかが重要。経験でしか積み重さねられない対応力や柔軟性が、今のモンテディオには少しずつ蓄積されて、活かされてきている。

派手に決まったセットプレーに目が行きがちだが、ボールを繋いで相手陣内で時間を使った終盤の戦い方や、プレスがハマらなくても結局シュート6本に抑えた自陣ゴール前での堅い守備など、良くないなりに、実は勝ちきるだけの強さも見せていた試合だった。

ただ、もう一つ認識しておきたいことは、「やはりJ2リーグはどのチームもそこまで実力の差があるわけではない」ということ。
モンテディオ山形も、ベースとしてある守備組織やハードワークのアドバンテージを活かして上位にいるものの、油断をすれば、歩みを止めれば、たちどころに下位チームに足を掬われることになる。
相手の順位やチーム事情に囚われず、1戦1戦気を引き締めて戦うこと。当たり前だが、それこそがこのJ2を勝ち抜くための大原則だ。

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