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【長崎vs山形】レポート:遅々として、でも着実に。前進を示す勝点3

■2019明治安田生命J2リーグ第19節
6月22日(土)長崎 1-2 山形(18:03KICK OFF/トラスタ/7,574人)
得点者:13’阪野豊史(山形)17’阪野豊史(山形)29’呉屋大翔(長崎)
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キックオフから1分足らず。バイタルでボールを収めようとする呉屋大翔に松本怜大が激しく体を寄せた。呉屋が倒されファウルとなったこの場面では、シャドーの大槻周平もはさみ込むために急ぎ戻っていた。相手に直接フリーキックを与えることになったが、入りは集中していた。

3分、中村駿が右スペースへフィードしたボールにはセンターバック・高杉亮太が対応。坂元達裕がプレッシャーをかけるなかで蹴られた低いボールは柳貴博がカットし、中央の本田拓也へ引き継がれたが、誰も寄せてこないと見た本田は数歩前に出たあと躊躇なく左足を振った。約30メートルのミドルシュートは枠をそれたが、モンテディオはまずボールをシンプルに敵陣に入れ、そこで競り、拾うことで長崎を押し込んだ。ロスト後は長崎のビルドアップにプレスを外されるシーンもあったが、少しでもハマった状態では積極的に奪いにいくことで、ボールが敵陣にあるうちに取り返すケースも多かった。

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