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【ランダムフォーカス】ハットトリック〜山岸祐也選手

前回の「ランダムフォーカス」で、山岸選手が自ら「第二の山岸になって山の神と呼ばれたい」と話していたことを紹介しましたが、山口戦で早くも「山の神!」と呼びたくなるような活躍を見せてくれました! 0−2で折り返した後半に、なんと怒涛の3ゴール。根本亮助選手、ディエゴ選手に続くクラブ史上3人目のハットトリックで、チームを逆転勝利に導きました。

山岸選手は、Jリーガーだった叔父さんに憧れてプロサッカー選手を目指したそうです。その叔父さんとは、かつて川崎や札幌、横浜FCでプレーし、現在は金沢星稜大学サッカー部監督を務める小松崎保氏。叔父さんからはプロになる前からずっと「前(のポジション)をやっていたら、ゴール・アシストは絶対」と言われており、その言葉を今も肝に命じているようでした。だからでしょうか、チームの中で決して悪くないプレーを続けながらも、数字に残る結果が残せていないここ数試合は、自分に満足できていない様子でした。

しかし、そんな鬱憤もきれいに晴らすかのような3発。チームにとっても、プレーオフ圏内の4位に踏みとどまる起死回生のハットトリックでした。

そして、愛犬レオ君の誕生日である11月2日に行われた水戸戦で決められなかったバースデーゴールも二週間遅れでプレゼント。立ち上がりにクロスバー直撃の惜しいシュートを放ちながら敗戦した水戸戦の後、「レオ、誕生日だったのに俺、勝てなかったよー」と報告すると、レオ君は「お前、あれぐらい決めろよ」という顔をしていたそうです。果たして今回、山岸選手とレオ君の間ではどんな会話(?)が交わされたのでしょうか。機会があれば聞いてみたいと思います。

文・写真:頼野亜唯子

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