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【ランダムフォーカス(落穂拾い編)】2019年6月12日〜野田裕喜選手

野田選手がG大阪から育成型期限付き移籍で加入したのは昨年の5月30日。6月に入ってすぐ、栗山選手が練習中に負傷するアクシデントがあり、6月8日に行われたアウェー甲府戦で、早くも先発での山形デビューを果たしました。試合は阪野豊史選手(松本)の2ゴールを活かし切ることができずドローに終わりましたが、野田選手は落ち着いた頼もしいプレーを見せてくれました。

その活躍に、早速YBCラジオ「Cheer!!」の出演オファー。12日に行われた収録の前後にいくつか短い質問をしたのですが、その時に「この話は機会があればもっと詳しく聞こう」と思ったことがありました。それは、2016年4月14日、16日に発生した熊本地震についてです。

というのも、野田選手は被害の大きかった熊本県益城町の出身。14日の前震、16日の本震ともに震度7の揺れを観測した地域です。「自分の生まれたところは畑と田んぼしかなかった。それに比べたら山形はいろんなものがありますけど、とても似ているなという感覚なので、好きです」という声はオンエアでも流れたのではないかと思います。そんなのどかな風景が広がる故郷を襲った大地震。野田選手はプロ入り1年目で大阪にいました。心配だったでしょう?と聞くと、「びっくりしました」と笑っていましたが、実家は全壊したそうです。

東日本大震災のことはつい最近のことのように思えるのに、熊本地震のことはなんとなく過去のことになっている矛盾に気づき、あらためて熊本に思いを馳せた瞬間でした。今年、東北で流れた「熊本地震から4年」のニュースは新型コロナウィルス関連報道の中に埋もれがちでしたが、不通になっていた道路や鉄道の開通、熊本城の復旧など土木整備が進む一方で、未だ仮設住宅での暮らしを余儀なくされている人々もいて、なおも支援が必要な状況であることが伝えられていました。

さて、今シーズンは完全移籍し、5番を背負う野田選手。実は昨年6月の時点でも「ここで実績を作って(山形に)引き止められたら、そのままというのもありですか?」と質問すると「ありです」と迷いなく答えていました。山形で試合に出て活躍するのだという覚悟は相当のものがあるはず。今は歯痒い日々だと思いますが、試合ができるようになった時には、その思いも全てぶつけて、勝利に貢献するプレーを見せてくださいね!

文・写真:頼野亜唯子

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