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【山形vs群馬】レポート:前半に3失点、問われる覚悟

■明治安田生命J2リーグ 第5節
7月15日(水)山形 2-3 群馬(19:03KICK OFF/NDスタ/1,355人)
得点者:17’宮阪政樹(群馬)23’田中稔也(群馬)35’中村充孝(山形)41’進昂平(群馬)90+3’高橋潤哉(山形)
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モンテディオのビルドアップが群馬4-4-2の布陣と対峙していた35分。センターサークルを包むようにポジショニングする3バックをボールが右へ、やり直してまた左へ。栗山直樹から松本怜大へは、相手フォワードとサイドハーフの間に下りてきた中村駿を経由してつながれた。松本が足元に収めた直後、タッチライン際でチェックを入れてスタートを切ったのは加藤大樹。対面する岩上祐三を振り切った加藤の目の前に、松本からのフィードが到着した。3度目のバウンドでゴールライン手前から山なりに折り返すと、ぽっかり空いたペナルティーエリアに飛び込んできたのは中村充孝。トラップしても間に合いそうなくらいにフリーだったが、迷わずダイレクトで右足を合わせゴールネットに突き刺した。

モンテディオがクロスから得点したのは今シーズン初。加藤の速さ、松本のフィード、中村充の技術が合わさったシンプルなゴールだった。クロスが上がる直前までゴール方向へ走り込み、群馬の2枚のセンターバックと左サイドバック・高瀬優孝をゴールマウス手前に貼り付けた、大槻周平と渡邊凌磨の役割も大きかった。

しかし、このゴールを奪ったのはすでに2点を奪われたあと。さらに、このゴールの6分後には、再び2点差に突き放される失点を喫している。

「前半、攻守ともに受け身になってしまって、取り返しがつかない失点が3点と、自分たちでゲームを難しくしたなと思います」(石丸清隆監督)

中3日でホーム連戦。有利な条件のゲームを落とすことになった。

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