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【山形vs琉球】レポート:挑戦してこそ得られるもの

■明治安田生命J2リーグ 第25節
10月10日(土)山形 3-0 琉球(14:03KICK OFF/NDスタ/2,529人)
得点者:6’ヴィニシウスアラウージョ(山形)35’南秀仁(山形)74’加藤大樹(山形)
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「会場の雰囲気が、自分たちがビルドアップを後ろの方でやると、まあ前節取られてしまったからですが、ため息が漏れてしまうことは、選手たちがやっていることとサポーターの見る目というのを合わせていきたい所は少しあるかなと。もう少し選手を信じてもらいたい」(石丸監督)

試合終盤、琉球のプレッシャーを浴びる中、それでもボールを持とうとした場面で聞こえるため息や悲鳴のようなスタンドの声はいつも以上に響いていた。もちろん、前節あったミスからの失点だけでなく、この試合の中だけでも2度あったイージーなミスや相手のシュートミスに助けられたピンチの数々も原因なのだろう。

だが今年の山形は、順位や前節の内容とは別に、常に試合でも様々なトライする姿勢を見せている。監督の言う「選手たちがやっていること」というのは、ボールを握りたいというチームスタイルの意味があるが、もう一つ、「前向きに挑戦すること」という意味も含まれるのだと思う。
失敗を恐れてばかりでは成長がない。より前向きにプレーするための環境作りに理解を求めたのではないだろうか。

スコアは3-0ながら、決して上手く行ったことばかりではなかった琉球戦。それでもこの試合も選手たちはより多くのトライを続けながら、山岸祐也が移籍した穴を感じさせない快勝を飾った。

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