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【山形vs町田】レポート:90分間の負け試合と4分間の逆転劇

■明治安田生命J2リーグ 第38節
12月2日(水)山形 3-2 町田(19:03KICK OFF/NDスタ/2,311人)
得点者:3’安藤瑞季(町田)24’前川大河(山形)67’平戸太貴(町田)90+2’渡邊凌磨(山形)90+4’加藤大樹(山形)
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派手なガッツポーズを決めたあと、ベンチ総出、キーパーの藤嶋まで駆け寄って押しつぶされたのは加藤大樹。モンテディオ山形としての逆転勝利は昨年11月のレノファ山口戦以来、ホームゲームでの逆転勝利は昨年7月の徳島ヴォルティス戦以来となる。

その数分前には渡邊凌磨が渾身の同点ゴールを決めており、先行逃げ切り型で逆転出来ない印象が強かった今年のチームを観てきた山形サポーターにとっては、今年何かと多い点差を付けての大勝よりも、ドラマチックな逆転劇の方が新鮮だったのかもしれない。

それくらい刺激的な逆転劇を演じた4分間となったが、そこに辿り着くまでには、何度も失点を覚悟するような、町田に圧倒され続ける90分間の負け試合をくぐり抜けなければいけなかった。
大苦戦から一転しての大逆転。作品で見れば大いに盛り上がるのだが、スポーツとなると大きな反省もつきまとってくる。そんな天国と地獄の明暗が分かれる試合となった。

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