【山形vs磐田】レポート:ついにつかんだホーム初勝利! 苦境から一歩脱するリスタート
■明治安田生命J2リーグ 第10節
4月25日(日)山形 1-0 磐田(14:03KICK OFF/NDスタ/4,430人)
得点者:34’中村充孝(山形)
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前半が終了し、ロッカールームへ引きあげる選手たちを、スタンド中のあたたかな拍手が包んだ。1-0とスコアはリードしていたが、それ以上の価値を共有したからこその拍手だった。
石丸清隆前監督の解任が発表されたのはわずか3日前。シーズン途中で監督が代わるというクラブで初めての出来事に、こんな状況でもスタジアムに足を運ぶ人でさえ、大きな不安を抱いてこの試合を迎えたに違いない。ただ、45分間で化学反応は起きた。残り45分間で結果がどうなるかはわからないが、目の前で戦っているのは「どんなことがあっても応援すべきチーム」。そんな揺るがぬ確信が共有されていたが、それを引き出したのは、ほかならぬピッチ内で戦う選手たちだった。
発表された先発メンバーは前節から二人変更。そのうち、國分伸太郎は前節、岡﨑建哉の負傷を受け前半からピッチに入っている。メンバー的に大きな変化はなかった。が、蓋を開ければそれなりのサプライズが用意されていた。
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