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【トピックス】相田健太郎社長にコンプライアンス違反で厳重注意、モンテディオ山形記者会見

Q:再発防止を先ほどおっしゃっていましたが、具体的に噛み砕いて、どういったことをしていくかということを教えてください。

相田社長「いままで明確に、おそらくハラスメント行為があったときにどういったことを伝えなきゃいけないということに関しては、リーグ(Jリーグ)に所属しておりますので、リーグと話をしながらいろいろ作ってきたものがありますが、より具体的に我々独自でも、そういったものを整えなければいけないと思っています。その社内外の通報制度、要するに顧問弁護士の先生ですとか、そういったところとあらためてしっかりとしたお話をさせていただいて、相談窓口の設置をしようと伺っております。また、定期的な社内のアンケートや調査というものは、いままでおそらく、私が入ってから実施している認識はありません。なので、そういったモニタリング機能の強化に関してはしっかりとやっていきたいと思っております。また、社内研修、社内教育の実施というものがありますが、これはもう単にパワーハラスメントだとか、ハラスメント研修というものを、リーグではやっておりますが、それをあらためて社内でも整えて、それを噛み砕いた形で我々のなかでもやるというような認識であります」

三條取締役「先ほどの社内通報制度につきましては、窓口自体は設置済みなんですが、それをさらに周知徹底を図っていく、というところをしっかりやっていきたいというところで、追加させていただきます」

Q:それは新しく設けるということではなくて?

三條取締役「窓口自体は今年設置したところでございますので、それを周知徹底を図っていくというところでございます」

Q:社内研修は、たとえば定期的に月1回とか具体的に決まっていらっしゃいますか?

相田社長「そこに関してはこれから決める内容ですので、すみません」

Q:先ほど「憶えてないこともある」とおっしゃっていましたが、憶えてないことがパワハラ認定されるというのは納得されるんですか?

相田社長「納得をしなきゃいけないことだと思ってますし、私が代表である以上、下にいる職員の方々が嫌な思いをするのであれば、そこは直さなきゃいけないことだと思っておりますので、その認識はしております」

Q:被害に遭われた方については、プライベートなこともあると思いますが、男性社員、女性社員ということも言えないですか?

相田社長「はい」

Q: 先ほど、社長が「同僚から言われるのと社長から言われるのとでは、言われる重みが違う」ということでしたが、解雇を仄めかすようなことというのはありましたか?

相田社長「そういうことではないと思っています」

Q:「明確には憶えてない」ということでしたが、何がパワハラ認定されたか明確にご自身が憶えていないなかで、これから改善されるのかどうかというところは?

相田社長「日頃、(質問した記者は)私が話をしているところにいらっしゃらないと思いますので、僕がどういう人間かわからないと思いますけれども、自分のなかで、『どういうときにこういう発言をしたんだろうなあ』とか、『そこは直さなきゃいけないなあ』とか、そこは話をしているなかで十分理解しているつもりですので、そこは自分のなかでしっかりと直していきたいと思っています」

「横からすみません、経営企画室の大森と申します。1点だけ捕捉させてください。内容についてなんですけれども、日々の業務に関する指示や指導のなかで、行き過ぎた指導や言葉があったというところが指摘されております。一方で、悪質性は認められていませんので、そこははっきりと第三者調査によって、『悪質性はない』と。つまり、業務で行き過ぎたというだけであって、たとえばですけど、業務と関係ないところで罵倒したとか、そういったことは一切なく、なので悪質性は認められてないという判断が下っておりますので、そこはご理解いただければと思います」

Q:「行き過ぎた指示や指導」ということでしたが、社長の認識としては、それは叱責なのか、激励なのか、どういうとらえ方でしょうか?

相田社長「おそらく、話をしていた内容で言うと、『叱責』というよりも『激励』だと思っていつも話をしておりますので、叱咤激励という言い方が果たして正しいかどうか、それは受け取る側が決めることだと思いますが、僕自身はそう思っていつも話はしてます」

Q:手続き上の話なんですが、リーグには報告されたんですか?

相田社長「はい、リーグのほうには伝えています」

Q:リーグのほうからの処分というのはあるんですか?

三條取締役「リーグのほうからは、いまのところ処分とかはないです」

Q: (Jリーグの)委員会にかけられるとか、そういうことはありそうなんですか?

三條取締役「そういう話はいまのところないです」

Q:内部通報ということでしたが、それはお一人の方なのか、あるいは集団でなのか。そこはお伺いできるでしょうか。

三條取締役「それにつきましては、通報者の保護の観点から発表を控えさせていただきます」

Q:今回、この処分が決まったということで、これからの相田社長自身のお仕事自体は変わらずに行っていけるという形ですか?

相田社長「取締役会の処分によって、業務停止ですとか、出社停止ですとか、そういったことを指摘されているわけではありません。基本的にはいままでどおり、業務を行って構わないということになっています。なので、私がやらなきゃいけないのは、信頼を回復するために、さまざまなお取引先もいらっしゃいますし、自治体の皆様ですとか、当然、ファン・サポーターの皆さんもそうですが、そこをひとつひとつ、もう一度信頼していただくためにお話をしていくしかないと思っていますので、明日からそういった形で動いていこうと思っています」

Q:内部通報があってからは、おもに調査は外部の弁護士の方がされていたということですか?

三條取締役「はい、そのとおりでございます」

Q: 問責決議というのは、今日決まったということでしょうか?

三條取締役「はい、本日の取締役会で決定されました」

Q:この一部社員というのは、選手ではないということですね? 要はスタッフだったということでいいですか?

三條取締役「はい、そのとおりです」

Q:パワハラを受けたとされる職員の方というのは、いまどうされているんでしょうか? 辞めたとかそういったことはないですか?

三條取締役「はい、辞めてはおりません」

以上

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