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【Football bless you】熊本雄太:ピッチの中で、外で、粘り強く成長

在籍期間が長くても短くても、試合に出ていても出ていなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、この先どこへ行こうと大切な存在。ともにチームの歴史を創ってきた時間が消えることはない。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになった選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出す、恒例のオフシーズン限定企画。(不定期更新)

プロ3年目はコロナ禍でJ2リーグ戦が開幕直後から約2ヶ月間中断。再開したリーグ戦は中2日、中3日の5連戦が連続する過密日程となったが、その中で先発出場しピッチで闘い続けた。開幕から40試合目、ついに離脱しベンチからも姿を消したが、年間の出場時間はチームトップ。チームを牽引する主要メンバーとして欠かせない存在となった。

しかし、移籍の噂もあった中でチームに残り、初の副キャブテンとして迎えた新シーズンは、ピッチに立つ時間が大幅に減ることになった。開幕から先発ポジションを確保したが、得点力不足に陥ったチームは9試合でわずか1勝。石丸清隆監督が解任され、熊本雄太自身も翌節・磐田戦のフル出場を最後に怪我でメンバーから外れると、代わってセンターバックに入った山﨑浩介が先発に定着。野田裕喜の負傷を受け、熊本は第36節から先発出場を5試合続けたが、それまでは10分以内の途中出場を散発的に続けるのみだった。そして今オフに発表されたのは福岡への完全移籍。J1への挑戦は初めてとなる。

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