山梨フットボール

【JリーグYBCルヴァンカップ第2節 甲府対C大阪 プレビュー】観察者・吉田琢磨監督がルヴァンカップ第2節で求める厳しさ

【JリーグYBCルヴァンカップ第2節 甲府対C大阪 プレビュー】

◇JリーグYBCルヴァンカップ第2節 甲府対C大阪

4月12日(水曜日)甲府対C大阪(19:00KICK OFF/山梨中銀スタジアム)

YBCルヴァンカップ第2節甲府予想布陣

 

リーグ戦に比べるとカップ戦の注目度は低めだけど甲府のルヴァンカップは「どうなるのか分からない」という期待と不安を混ぜ合わせた結果、楽しみになる。月曜日(4月10日)の練習では川崎F戦のメンバーは、今週はオフがないので日曜日に続いて軽めの練習で終えたが、ルヴァンのメンバーは7対7+3フリーマンで試合を意識した戦術練習。11対11をやるだけの選手がいないこともあったと思うが、並びを見ると津田琢磨が先発組と思える感じで畑尾大翔、新里亮と3バックに入っていて(ワァオ、今季初出場)と心の中で呟いてしまった。読めなかったのは中盤の3枚。真ん中は島川俊郎だと思っていたけれど、日曜日(9日)から練習に復帰したばかりの保坂一成、黒木聖仁、橋爪勇樹がメンバー入りするのかどうかが微妙なラインだった。

試合結果に責任を持たない記者としては、ここまでチャンスがなかったベテラン(土屋征夫は体調不良が続いて治療中)の津田、石原克哉や若手や大卒ルーキーがどうなるのかという興味が強くなるのがカップ戦だけど、結果に責任を持つ吉田達磨監督はそういうわけにはいかないのは当然。練習後の囲み取材で話しを聞くと選手を物凄く細かく観察していることが分かる。例えば、J1第6節の川崎F戦でゴール決めた河本明人に対しては、「キャンプの時は伸びる気配はあったが、小さなことの大切さが分からずに離れてしまった。でも、ここ一週間、彼の中で活気が出てきて、自分の良さを再確認というか…。キャンプの時はすごくいい予感がしていたが、トータルでの継続する力(の無さ)を含めて『こうやって落ちていくんだ』と思って…(いた)」と4月10日の囲みの最後に話した。

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