山梨フットボール

新井涼平、「しっかりとした競争が始まっていると思うし、ボランチの競争にも自分が入って行かないとダメだと思っています」【無料記事 5月30日の練習場から 新井涼平 コメント】

【5月30日の練習場から 新井涼平 コメント】

――FC東京戦(1-1▲)はリーグ戦第8節のC大阪戦(1-1△、4/22)以来の公式戦でしたが、自身の試合勘やコンディション面はどう感じましたか?

「プレーした時間(82分から途中出場)が短かったし、試合がオープンな展開になっていたので試合勘を戻すという感じからはかけ離れていたと思いますが、公式戦の雰囲気を味わうことはできました。コンディションについてはいつでも行けると思っていました。ただ、あの試合はボールを触らないまま終わりました」

――1度も触ってないんですか?。ヘディングでクリアしたシーンはあったと思いますが…。

「あっ、そういえば1回ありましたね。足では触ってないです(笑)」

――試合勘を戻すには8分+アディショナルタイム4分は短いですね。

「相手のプレッシャーのスピードはこの前の試合ではオープンになっていたのであまり感じられなかったです。チームの紅白戦ではみんながその部分は意識してやっているので、公式戦とは違っていてもある程度の感覚はできていると思います」

――今節はボランチ起用。今季は元々ボランチをやるつもりでシーズンに入ったと思いますが、キャンプからボランチは兵働昭弘選手と小椋祥平選手で、新井選手はディフェンダーでした。公式戦の先発復帰がボランチということは何か感じますか?

「楽しみな部分ではありますし、ここでしっかりできるところを見せて、監督を悩ませる選択肢に入りたいです。欲を言えばもう一列前でプレーしたいという部分もあります」

――3ボランチの左右のところですね。話は逸れますが、3ボランチの真ん中は「アンカー」ってよく言いますが、このポジションは「ザゲイロ(ブラジルのサッカー用語でCB)」的な一言で分かる言い方ってあるんですかね?

「真ん中が3ボランチのアンカーで、(田中)佑昌さんや(小椋)祥平のところは3ボランチの右とか左とか?」

――詳しい人はイングランド、イタリア、スペイン、ブラジルなど自分が好きな国のリーグの用語で話すから、同じようなポジションでも用語がいろいろあって表現が難しいポジションがあって分かりにくくないですか?

「『3ボランチのアンカーや3ボランチの右とか左」って書けば文字数が稼げるじゃないですか(笑)。それで(原稿が)早く埋まりますよ」

――なるほど(笑)。話は戻って、ケガでリハビリをしている間に、新里亮、畑尾大翔らがチャンスを掴んで経験値も高め信頼度も高めましたが、ライバルの台頭に対する危機感も高まりましたか?

「ケガをした・しないに関係なく、キャンプの時からそういう危機感は持っていました。去年、亮はあまりチャンスがなかったけれど、今年はずっと試合に出ていて経験値が上がって自分のプレーを出せているし、畑尾もここ数試合、連続して(3バックの)真ん中で試合に出ていて自分のプレーを取り戻すというか、自分らしさを出している。こういうことを考えるとしっかりとした競争が始まっていると思うし、ボランチの競争にも自分が入って行かないとダメだと思っています」
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