吉田達磨監督、「ウイルソンのためにも勝ちたいというものはある」【無料記事 6月2日の練習場から 吉田達磨監督 コメント】
【6月2日の練習場から 吉田達磨監督 コメント】
吉田達磨監督
――仙台の印象は?
仙台はアグレッシブで止まらない、ランニングしてスペースに人がどんどん出てくる。それをハーフシーズントライして形になっていると思う。アタックしてくるし、クロスも多い。セットプレーは伝統的に持っているし、(大量失点した試合もあるが)攻守に堅い。今はいい状態の時期だと思う。
――今年はセットプレーからの得点が特に多いJ1リーグという印象はないですか?
そうですね。僕たちもそうですけど、セットプレーから点が入るのは普通というか、サッカーの3割はセットプレー…でも多いですね。
――甲府はセットプレーで何かを大きく変えるよりも、精度や意識のところを高める今節ですか?
そうです。
――ルヴァンカップが終わり、チームはこれから「リーグ戦で一丸」という話をされていましたが、その意識付けは?
選手は分かっていることだけど、(ルヴァンカップの)喪失感は簡単には無くならないけれど、(リーグ戦の)試合をやることで消えるし、やるしかない。身体を動かすことでいろいろなものが消えていくでしょう。ルヴァンカップがあるときは、その試合に出る・出ないに関係なく水曜日に試合がある緊張感が続いていたが、そうれが通常のサイクルになって週末の試合に向けて競争する。そういうシンプルな形になっていく。
――甲府と仙台の共通点は多いですか?
動と静の感じで、僕らは静かなチームで仙台はアグレッシブなチーム。
――ウイルソンは古巣相手のこの試合に賭けていると思います。この点について。
そうですね。頑張りたいと思っているでしょうし、点も取りたいだろうし、それだけに空回りもするでしょう。5年もいたチームなのでそうなる。でも、ウイルソンは1点しか甲府では取っていなくて、それもPK。点を取るチャンスは意外とあったから5点くらい入れていてもおかしくない所。ここでゴールを決めてチームが勝つとウイルソンにとって甲府での大きなものになるだろうし、ウイルソンのためにも勝ちたいというものはあります。