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「ずっと夢に見ていたチームとの対戦。一番いいときにやれるのは幸せ」島川俊郎【無料記事 コラム】島川俊郎推し

「ずっと夢に見ていたチームとの対戦。一番いいときにやれるのは幸せ」島川俊郎【コラム】島川俊郎推し

今季から甲府に加入した島川俊郎。トップ昇格は果たせなかったが、U-15、U-18の6年間を柏のアカデミーで過ごしただけに思い入れが強い今節。どういう起用になるのかは分からないが、ピッチに立つチャンスが来れば――黄か白かは分からないが――「HITACHI」の文字が胸にあるユニフォームに何か感じるはず。感傷に浸る時間はないだろうけど、プレーできれば選手としてInspire the Next的なモノも得られる。柏戦をきっかけにブレークスルーできれば素晴らしい。

最近は仲のいい保坂一成に寄せるために髪形も似せてきた島川俊郎。遠目では間違えることもある。「ナリさん(保坂)に間違えられると嬉しいです」とちょっと変わっている島川。

「自分が出場できるかどうかは分からないので練習を必死にやるだけの今週。レイソルの選手は小さい頃から知っているし、自分自身も夢に見ていたチーム。レイソルが一番いいときにやれるのは幸せ。日本のトップを感じることができる試合。でも、負けるつもりはない。ボールを持たれる時間は長くなると思うので、チームの戦い方、約束事を守ってブレずに、投げ出さないでやっていくことが大事。ボールを持たれるとメンタル的に厳しくなるけど、そこで焦れたら負け。その中で一瞬のチャンスに決定機に繋がるパスを出したい。チャンスがあればそこを狙いたい」(島川俊郎)

プロになって9年目で掴んだJ1の舞台は偶然にも恩師の吉田達磨監督が率いる甲府。リーグ戦の出場は2試合・72分間で、今節にチャンスがあるかどうかは分からない。甲府が健闘するのか、柏が完勝するのかは分からないけれど、島川にチャンスが来ることを願いたい。

柏戦の選手会のオークションに出すミズノのスパイクにサインをする島川俊郎。ほぼ新品のスパイクで、サイズは28センチ。

(松尾潤)

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