山梨フットボール

大一番前日【無料記事 11月25日の練習場から】

【11月25日の練習場から】

「頑張れ、ヴァンフォーレ甲府!!」の思いをみんなが背負って練習をしている。

大一番前日

大宮との大一番前日はホームの韮崎中央公園で調整した達磨ヴァンフォーレ。練習の雰囲気がよければ勝てるほどサッカーは単純ではないけれど、よかった。みんな覚悟を決めたというか吹っ切れた感じ。試合当日はベンチ外メンバーもNACK5スタジアム大宮に行って総力戦をする。ベンチ外の選手がスタンドから見る席はないので、おそらく胸にIDをぶら下げてメインスタンド下からチームメイトに気持ちを送ることになる。いつものアウエーでは遠征メンバー外の練習を山梨でサポートする副務の旗崎慎司は”初アウエー”経験となるので、「楽しみです」と笑顔で超フレッシュ。

右のWBは誰が出ても、出なくてもチームのため。

 

左のWBも誰が出ても、出なくてもチームのため。

 

ベストを尽くし続けてきたベテラン(津田琢磨)が練習の熱を上げ雰囲気を作る。

 

ケガで苦しんだ選手もチャンスを掴みきれなかった選手もチームのためという気持ちは同じ。

 

個人的な思いには蓋をして明日はチームのためにみんなで戦う。

 

このピッチで味わったサッカーの怖さ、難しさ、屈辱を糧にして明日を戦う。

 

中盤と最終ラインのキーマンもそれぞれの性格を生かして燃えている。

 

最終盤のケガで負傷離脱の河本明人も機嫌よく練習に顔を出す。

 

引退を決めた石原克哉も終盤は練習にフル参加して最後までベストを尽くす(写真は11月23日)。

 

ピッチに立つゴールキーパーは1枠だが3人で戦う。

 

そして、ベテランがこういう感じで話す言葉が効く。

 

チケットを買えたファン・サポーターも買えなかったファン・サポーターもそれぞれの場所で相当な気合・思いで参戦。今季一番の重量感が出る今節。どの試合も大事であることは変わらないけれど、そういう試合を落としたから残留争いをしているわけで、何か特別なパワーを出さないといけない試合。プレッシャーがあって緊張感が高まるのは当然で、それを受け止めてどう戦うか、どう戦えるかの勝負。そこは選手個々に思いや甲府での歴史も違うし、性格も違うので一律ではないがチームメイトとして助け合って一丸になって戦いたい。選手は「最後までサポーターに応援してほしい」、「周りから力を貰えると助けになる」、「サポーターのパワー、オネガイシマス」という。キックオフの笛が吹かれてから分かることも多いと思うが、神戸戦、新潟戦でいい勉強をさせてもらっているので問題なし。さぁ、一丁頑張りましょう。明日は5試合ぶりに晴れです。

(松尾潤)

*試合プレビューは明日朝更新します。

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