山梨フットボール

また会うためのお別れ【無料記事 練習場から】

「また会うためのお別れ」

チームを離れる吉田達磨監督が4月30日の練習前に挨拶に来るのかどうかは分からなかったが、多くのファン・サポーターはそれを信じて山梨大学医学部グラウンドにやってきた。そして、練習開始前に吉田監督は少し緊張感を漂わせて姿を見せた。最初にクラブハウス内で選手に5分ほど話をしてから、ファン・サポーターが待つエリアに入って行った。拍手で迎えられ、「これからもヴァンフォーレ甲府をよろしくお願いします」と挨拶して、個々のファン・サポーターに握手、サイン、写真撮影をして応えた。

マスコミに対しては「僕自身、最後まで一緒に走ることができずに申し訳ありません。新生ヴァンフォーレ甲府に変わらぬ…今以上の後押し、声援を頂けるとありがたいです」と短く話した。

笑顔と拍手で敬意を持ってお別れができたことはよかった。

一旦メディアゾーンに入ったのでファンゾーンに戻るとまた拍手。このときはリラックスした笑顔になっていた。新潟では選手にもファン・サポーターにも挨拶ができずにクラブを去ることになったことを残念がっていたが、甲府では両者に挨拶をしてお別れをすることができた。個人的には“甲府のアカデミーで仕事を続けてくれればいいのになぁ”という希望を持つが、暫くは休養することになるはず。松本戦では消えない傷を負わせてしまったことを申し訳なく思っているが、こうやって笑顔と拍手で敬意を持ってお別れができたことはいいこと。この別れはまた会うための約束だと思っている。また山梨で会いましょう。
(松尾潤)

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