山梨フットボール

「J2優勝争いに向けた逆襲の6発。カウンター力を見せつけた勝利」【2018明治安田生命J2リーグ第16節 甲府6-2大分 レビュー】

J2第16節 甲府6-2大分 甲府の先発メンバー。

2018年5月26日甲府6-2大分(14:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数7,639人/天候 曇 弱風/気温 29.2℃/湿度 40%)

得点者 3’金園英学(甲府) 4’小塚和季(甲府) 6’佐藤和弘(甲府) 15’小出悠太(甲府) 27’エデル・リマ(甲府) 38’馬場賢治(大分) 77’後藤優介(大分) 88’リンス(甲府)

試合前、ベンチに座ってアップを見つめる上野展裕監督。横目で相手のアップも見て、出方を探ることもあるそうだ。大分の片野坂知宏監督もベンチでアップを見つめていた。

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「J2優勝争いに向けた逆襲の6発。カウンター力を見せつけた勝利」

々の悩みを忘れて、自分の人生が全て上手くいっているかのような気分にさせてくれる勝利。ガッチリ組み合う試合になれば悪い内容にはならないとは思っていたけれど、入るときは入るもので、甘い夢でも見たこともない6ゴール。それも、前半27分までに5ゴールが決まるなんて…。記者席で見ていると、キックオフから5分くらい遅れてきた観客がスタジアムの盛り上がった雰囲気に怪訝な顔をしてスコアボードを見て驚き、近くの席の人から「もう2点も入っちゃったわよ」的なことを言われて「え~~」なんて顔をしていた。そんなことしているうちにもう1点入って、事情がよく分からないまま喜んでいた。

合が始まると、両チームの並びが予想と合っているか確認してノートに書くことが最初にやること。いきなりスコアが動くことはないだろうと思いつつ、試合をチラチラ見ながらノートに書くから注意力が散漫になってしまう時間帯。公式記録は2分00秒から59秒のゴールを3分と1分プラスして表記するが、先制点が決まったのはキックオフから2分後。チラチラとしか見てなかったので小塚和季が何かして、金園英学決めたような気がしたが、スタジアムのリプレー映像で確認してノートに書いていると、「わぁ~」と湧くから顔を上げると小塚が2点目を決める2秒前。

っ?」と思って、またリプレー映像を見てノートに書いているとまた「わぁ~」って聞こえてきて顔を上げると佐藤和弘がシュートして――ループシュートかと思った――ゴールイン。キックオフから5分間(公式記録は6分)の3ゴールに、「なんやなんや、ナニ祭り?」とニヤけながら調子に乗ってしまった…。

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