山梨フットボール

上野展裕監督記者会見「選手はよくやってくれたが、まだ前半が終わっただけ。アウエーの埼玉スタジアムでもやるべきことをしっかりやるだけ」【無料記事 ルヴァンカップ プレーオフステージ 第1戦 甲府2-0浦和 コメント

京都で監督代行として浦和戦の指揮を執ったことがある上野展裕監督。その試合は負けたそうで、「悪い記憶です(笑)」と話していたが、ルヴァンカップ・プレーオフ第1戦で素晴らしい初勝利を挙げることができた。

「選手はよくやってくれたが、まだ前半が終わっただけ。アウエーの埼玉スタジアムでもやるべきことをしっかりやるだけ」上野展裕監督記者会見

今日は1万337人の観客数、そのうちレッズのサポーターがどれくらいの数いらっしゃるのか分かりませんが、甲府のファン・サポーター、山梨の皆さんのサポートを受けて勝つことができました。

選手は暑い中でよくやってくれたと思います。決定機を多く作ってくれました。危ない場面もありましたが、最後は身体を張って防ぐことができました。守備の予防といいますか、前から選手がどんどん動いてくれて、よくやってくれました。その結果、勝つことができました。ありがとうございました。

――2点共にリスタートからで、速いリスタートで隙を逃さなかったことはどう評価しますか?

練習の成果が出たと思います。我々のスタッフもよくやってくれているし、短い時間で選手はそれを身に付けてくれました。それが得点に繋がったと思います。今津佑太のヘッドは素晴らしかったし、小塚和季のボールもよかったです。それが得点に繋がったと思います。

今津佑太の先制ゴールは衝撃的なドンピシャ・ヘディング。今津のベンチ前でのパフォーマンスに上野展裕監督(右の白シャツ)は両手を上げて一緒に喜ぶ。

――守備では相手のボールホルダーへ厳しく球際で行けていたと思います。
監督から見てどう感じましたか?

ボールホルダーに対して厳しく行っていましたし、寄せていました。背後をやられる機会も少なかったし、浦和には興梠慎三選手、武藤雄樹選手、李忠成選手、マルティノス選手を含めてスピードがあるいい選手が揃っているので、その相手をゼロに抑えることができて彼らの自信になると思います。

――2-0で次のアウエーに臨むことができることについては?

まだ前半が終わっただけです。後半に向けてしっかりと準備をしたいです。

――浦和を相手にこれだけの試合ができた意義は?

浦和の選手のコンディションがどうかというのもあったと思いますが、暑い中で甲府の選手はよく走ったと思うし、最後まで運動量を落とさないでよくやってくれました。

――小出悠太、今津佑太、エデル・リマの3バックに安定感が出てきましたが、その理由は?

今までの積み重ねがあったと思います。練習にもしっかりと取り組んでいてくれている。チームとして、個人としての成長も重なっていると思います。

――小出選手と今津選手の良さはどんなところですか?

小出選手は読みもいいし、背後へのケアも素晴らしい。ラインコントロールもできる。今津選手はご存知のように激しく行きます。素晴らしい選手だと思います。

試合前の集合写真は、リーダー不在で選手がお互いに身体を寄せきれずにスカスカ写真でカッコ悪かったけれど、試合では浦和の選手にしっかり寄せて、いい守備を見せた。

――上野監督はJFL、J3、J2と指揮を執ってこられましたが、今日はJ1のビッグクラブの浦和でしたが、何か思うところはありましたか?

選手は日頃の練習の成果を出してくれていると思います。持っているものにプラスαを出してくれたと思います。選手はよくやってくれていると思います。

――中盤の選手の運動量が多く、機能していましたが、監督から特別な指示はありましたか?

練習時間が長いんですよ(笑)。その中で選手は「疲れた、疲れた」と言ってるんです(笑)。それでもこなしてくれていますし、彼らの持っているものにプラスαとして、山梨の皆さん、ファン・サポーターの皆さんの後押しも大きいと思います。疲れているときのラスト10分、15分に凄い応援を感じました。それが選手を最後まで走らせてくれたんだと思います。

――後半戦に向けて、選手のメンタル面の持って行き方はどうしますか?

まだ前半が終わっただけですし、今度はアウエーになるのでやってきたこと、やるべきことを埼玉スタジアムでも一生懸命みせる。頑張ります。

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