山梨フットボール

上野展裕監督「田中佑昌が前にランニングをしてくれることで全体的に押し上げることができ、前へ前へと積極的になれた」【無料記事 天皇杯2回戦 甲府3-1流通経済大 コメント】

上野展裕監督「田中佑昌が前にランニングをしてくれることで全体的に押し上げることができ、前へ前へと積極的になれた」

今日は雨の中1300人を超えるファン・サポーターの皆さんに集まっていただきありがとうございました。前半、何回かチャンス、決定機会があっても決めらなかったですが、その後、田中佑昌が決めてくれました。それから気を抜いたわけじゃないですが、自分たちのミスから相手ペースになりました。後半から、選手が“やり直そう”とハードワークをしてくれました。この流れを次の試合、ルヴァンカップに繋げていきたいです。

3年ぶりの天皇杯2回戦突破。これで、3月から7月(天皇杯3回戦は7月11日)まで、毎月公式戦が7試合ということになる。ヴァンフォーレ甲府史上2番目に公式戦が多い52試合が確定。ルヴァンカップで準々決勝に進めば2009年の公式戦54試合に並ぶ。超ハードですが、身体に気を付けて乗り切りましょう。

――田中選手は2ゴールを決めましたが、それまではなかなか決められなかった。アシストの松橋優選手を含めてベテランの活躍をどう見ていますか?

彼らはよくやってくれています。松橋優はこの間の試合は出られずに悔しさがあったと思います。優、本人から「天皇杯は出たい」と言ってくれました。佑昌はルヴァンカップ、リーグ戦で惜しいところを外しましたが、居残りでシュート練習をやってきました。その成果が出たと思います。

――流経大がワントップにしてWBがズレる形。4バックとチラッと仰いましたが、そういう対応をしたのですか?

ピッチの中で選手が自分たちで上手く対応してくれました。(甲府は)引くと5枚になって2人余るので、山本英臣、橋爪勇樹らが前に出て調整してくれました。

――入間川景太選手が入ったときは4バックで対応したのですか?

変わりはないです。入間川が相手のSBにプレスを掛けるために前に出ると4バックのように見えたのかもしれないです。

――前半同点に追いつかれてからの時間帯は動きが少なくなって苦しい内容でしたが、そこから再び自分たちのサッカーを取り戻せた理由はどこにあると思われますか?

前半おかしくなったときは、ボールを奪っても前に出て行くことが少なかった。後半、(田中)佑昌を前に出し、リンスと曽根田(穣)を少し浮かす形。佑昌が前にランニングをしてくれることで全体的に押し上げることができ、前へ前へと積極的になれたと思います。

――いい内容でスタートして先制し、悪い時間帯があって、再び内容を取り戻したことで得られるものがあった試合ですか?

そうですね。リンスは前もできますが、トップ下の方が特徴を活かすことができますし、佑昌はどちらもできる。彼がランニングすることでリンスと曽根田が浮いたところで受けられるので本当によかったと思います。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ