山梨フットボール

「小塚和季のアウェーゴールが効いた。人材不足の谷間を凌ぎ、ルヴァンカップ準々決勝進出決定」【2018JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦 浦和2-1甲府 レビュー 】

2018年6月9日浦和2-1甲府(16:03K.O/埼玉スタジアム2002/入場者数22,664人/天候 曇 弱風/気温 28.6℃/湿度 51%)

得点者 19’興梠慎三(浦和) 24’興梠慎三(浦和) 27’小塚和季(甲府)

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小塚和季のアウェーゴールが効いた。人材不足の谷間を凌ぎ、ルヴァンカップ準々決勝進出決定

曜日の天皇杯2回戦(vs流経大、3-1○)前日にはエデル・リマがルヴァンカップ・プレーオフ(以後PO)第1戦で股関節付近を痛めたことが明らかになっていた。リマは第2戦の出場を志願していたが、メディカルの判断では第2戦は回避したほうがいいという状況だった。また、金園英学も天皇杯翌日の7日の練習を途中リタイアし、第2戦の出場が危うい状況。大エースFWのジュニオール・バホスの負傷離脱を金園が結果を出して忘れさせてくれていたけれど、金園まで離脱するとジネイもリハビリ中で本職ワントップ系人材がゼロとなっていたPO第2戦。

ホス、ジネイの復帰は目前で、バホスは6月16日(土)の第19節・ホーム山形戦で途中出場での復帰もあり得る状態だったが、PO第2戦はリマと金園が新たに離脱し、バホス、ジネイは復帰目前で、復帰選手と新たな離脱選手が重なる人材不足の谷間だった。今の甲府において、ワントップに決定力がないと複数得点の可能性が小さくなるために浦和との第2戦はかなり厳しくなると思われたし、チームとしてもリマと金園の離脱は――非公開ではないので練習を見れば分かるけれど――できれば浦和に知られることなく当日を迎えたかった。

試合前のアップを見つめる上野展裕監督。甲府ベンチとオフィシャルの間のパイプ椅子に座って、背中ピーンで印象的。ボールが転がってくるとすぐに拾いに行くところに人柄が出ているように感じた。

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