山梨フットボール

「津田琢磨も若杉好輝もやってきた・トレーニングマッチレポート 甲府vs栃木ウーヴァFC――来季加入決定の中山陸(東海大相模高3年)が正式な背番号39番をつけて山梨初見参――」【練習場から 】

トレーニングマッチ 甲府対栃木ウーヴァFC 甲府1本目先発布陣

 

トレーニングマッチ 甲府対栃木ウーヴァFC 甲府2本目先発布陣

背番号39番中山陸。1月の清水キャンプのときは練習参加中のTMだったが、今回のTMはヴァンフォーレ甲府の選手としての出場で重みが違う。

 

1月のTMは昨季の練習着。そのため合うサイズの練習着で背番号が決まり30番だった中山陸。

「津田琢磨も若杉好輝もやってきた・トレーニングマッチレポート 甲府vs栃木ウーヴァFC――来季加入決定の中山陸(東海大相模高3年)が正式な背番号39番をつけて山梨初見参――」

上野展裕ヴァンフォーレになって最初のTM(vs栃木ウーヴァFC、45×2本)が6月25日(月曜日)に行われ、甲府は森晃太のPKを含む2ゴールを2本目に挙げて2-0で勝利した。栃木ウーヴァFCは昨季JFLから関東リーグ1部に降格したクラブだがJリーグ入りを目標としており、経営面で十分な体力があるクラブ。今季甲府から津田琢磨と若杉好輝が移籍しており、過去の在籍選手では井澤惇が徳島を経て移籍している。今季はここまで関東リーグ1部で7戦全勝の首位で、前日にはVONDS市原SCとの6連勝同士の全勝対決を2-1で制しており、この試合に先発フル出場した津田はリカバー組みながらチームに帯同して甲府のファン・サポーターに顔を見せてくれた。また、途中出場だった若杉はTMに出場して、甲府のアカデミーで同期だった太田修介とマッチアップする場面などあり、フルにプレー。

甲府としては7月の連戦、7月7日のA大分戦が中2日、大分戦と岐阜戦(7月15日)の間の天皇杯3回戦(7月11日水曜日、vs清水)を見据えてリーグ戦のメンバーに入れていない選手の試合勘を保つ狙いもあった。また、4月1日の岐阜戦(4-3○)でケガをして長期離脱していた小椋祥平の復帰に向けても実戦形式が必要だった。上野監督は「紅白戦だとチームメイト同士なので何をするのか分かる部分もあるけれど、他のチームとやればそれがないので意味がある」と話す。小椋は「(試合勘が戻るまで)もう少しだと思う」と話すが、リハビリにはないリアクションの動きなどで問題がなければ手応えも出てくるはず。

気持ちが入り過ぎていたのか、アグレッシブにプレーするも、組織の1人としてはハマらなかった荒木翔。

 

甲府のアカデミー同期の太田修介(左)と違うチームで同じピッチに立った若杉好輝(右)。

 

小椋祥平が約3か月ぶりに復帰。このTMを経て復帰が加速するはずだ。

 

アグレッシブにピッチを駆け回った悩み多き太田修介だが、組織を活かす個人としてのパフォーマンスは発揮できなかった。

 

秋山拓也(右)、窪田良(左)は一定の安定感は見せたが、秋山は判断の部分では山本英臣から学ぶところは少なくない。

 

簡単にはボールを失わない中山陸。競争に勝ってシャドーのポジションを獲得すれば決定機に繋がるプレーを見せてくれそうだ。

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