上野展裕監督「全員で戦えたこと、チームの総合力で戦って勝つことができたことはよかった」【無料記事 第98回天皇杯3回戦 甲府1-0清水 コメント】
「全員で戦えたこと、チームの総合力で戦って勝つことができたことはよかった」上野展裕監督
ミッドウィークの試合に2682名のファン・サポーターの皆さんに集まっていただきました。ありがとうございます。甲府のファン・サポーターの皆さんに勝利をプレゼントできてよかったです。清水からも多くのサポーターに来ていただきありがとうございました。
甲府の選手はベストを尽くしてくれました。日頃の(リーグ戦になかなか出場できない悔しい)思いをぶつけてくれました。J1相手によくやってくれました。コンパクトにしてセカンドボールを拾って、激しく競り合ってくれました。その結果、マイボールになって前半の得点に繋がったと思います。後半も危ない場面はたくさんありましたが、GK岡大生を中心に、DFラインは山本英臣を中心に最後まで身体を張って頑張ってくれました。この試合を全員で戦えたこと、チームの総合力で戦って勝つことができたことはよかったと思います。
――先週の金沢戦(1-3●)に出場した選手の多くが清水戦に出場しましたが、何が変わったと感じていますか?
一番はコンパクトに戦えたことだと思います。形もそうですが、(大事なことは)気持ちもハードワークすること、一丸となることだと思えて結束して戦えたことが勝利に繋がったと思います。
――清水とは今季の公式戦で3度目の対戦ですが、ルヴァンカップと違いベストメンバーに近いJ1清水に対して、リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨んで勝利した意味は?
清水はヤン・ヨンソン監督が就任して、(ワールドカップ)ブレイクの間にチームを作り直すというか、積み上げているところだと思います。我々は金沢に負けましたが、試合勘を取り戻しつつあって、山本を中心によくやってくれたと思います。
――太田修介選手、秋山拓也選手、荒木翔選手らリーグ戦もルヴァンカップも出場のチャンスが多くなかった選手が出場しましたが、彼らの戦いぶりについては?
よくやってくれたというか、どんどん伸びている選手だと思います。秋山は金沢戦よりもよかったし、荒木は前回の天皇杯(vs流経大、3-1○)よりもよかった。太田も試合をやるごとに良くなっているので期待をしています。
――金沢戦も清水戦もWBの右サイドではなかなか積極性が出せていませんでしたが、この点については?
(松橋)優は後半途中で足が攣ったので交代しましたが、彼は左をやったり、違うポジションをやったりしてきました。右が一番いいとは思いますが、(左とは)視野が違うというか、久しぶりにやってフィットしなかったところはあったかもしれません。経験のあるベテランなので今後もどんどんチームに力を貸してくれると思っていますし、試合に出れば出るだけよくなっていくと思います。